アーシングとの出会い – 都会の欲にまみれた裸足歩きお遍路5日目

 

こんにちは、イカ太郎です。

 

ただ今、四国の徳島に来ています。

9月5日からお遍路をしているのです。

もちろん裸足

今日で5日目

これまでに17個のお寺を廻りました。

距離にして約140km

 

今回の旅にはこんなルールを設けています。

一日一食・野宿で過ごす1,400kmの歩き旅。

これが今回のお遍路のコンセプトです。

 

5日間お遍路をやってみての感想?

お遍路、最高です!

 

地元のおじちゃんに泊めてもらったり、

 

子供の頃以来見たことなかった生き物との再会したり、

 

地元の人からの差し入れもらったり、

 

山頂の絶景を楽しんだり。

いいでしょー?

 

今日から毎日ブログを書きながら歩きお遍路をしていきたいと思います。

ではイカ太郎の裸足歩きお遍路、はじまりはじまり♪

 

 

悪夢の一日のはじまり

とても充実した4日間のお遍路ライフを送り、清々しく目覚めた朝でしたが、これは悪夢の一日のはじまりでした。

きっかけはこれ。

朝からルンルンで歩いていたら、いつのまにか歩きお遍路のコースを大幅に外れてしまっていたのです。

迷わないための目印。まっすぐ続く国道には少なかったため見逃してしまった。

コースから外れてしまうと、この表示がないため余計に気がつきません。

そうなるとGoogleマップ片手に慣れない道を歩くことになるのでとても大変なのです。

「もうこんな面倒な思いはしたくない…」

そう思い、歩きお遍路さん定番のこの本をゲットすることにしました。

しっかり用意しているお遍路さんがよく持っている本

遍路みちの地図を手に入れるため大都会・徳島駅へ

久しぶりの電車。

裸足のお遍路さんが電車の中に乗ってきたので、乗客はビックリしてました。

 

本屋の開店時間10時まで45分ほどあったので近くにあったタリーズへ。

4日間田舎道や山の中を歩いていたので、久しぶりの都会にテンションが上がります。

田舎から上京してきた大学生の気分。

タリーズの快適なソファで美味しいカフェラテとネットサーフィンを楽しみ始めるイカ太郎。

 

そしてこんなこと言い始めます。

あれ?一日一食のルールはどうしたの?

コンビニさえもなかなかなかった4日間の反動で、歯止めが効かなくなっています。

歩きお遍路による聖者モードは完全に消えてなくなりました。

暴走開始!

 

何店回っても目当ての本が見つからない!

ラーメンが食べたくて仕方なくなったイカ太郎。

急いで徳島駅前そごうの8階にある紀伊国屋書店に向かいます。

が、、、

欲しい本がない!焦る!

しかしラーメンを早く食べたいので、気を取り直し別の書店へ。

が、しかし、、

2軒目の本屋にもお目当ての本がない。

「せっかくお遍路のルートを外れてまで本を探しに来たのに…」

ガックリです。

MEMO

調べてみたところ、あのお遍路さん御用達の地図は書店やAmazonなどではありませんでした。

へんろみち保存協力会に直接注文しないと入手できません。

 

ガックリしていても仕方がないのでラーメンの力で元気を取り戻すことにしました。

徳島ラーメンの名店へ

そして徳島ラーメンの名店「いのたに」に到着。

ちょっと欲張って肉多め、麺普通の「中肉」をオーダー。

MEMO

マジで小さかったです。

ちゃんと食べたいなら麺多めにしておくべきでしょう。

物足りないので白米を追加オーダー。

昼間だというのに腹一杯食べるイカ太郎。

せっかく続けてきた一日一食による覚醒感が台無しです。

瀬戸内寂聴の実家の仏具屋へ

次はタリーズで発見した瀬戸内寂聴さんのご実家の仏具屋さんへ向かいます。

ステキな数珠をゲットするためです。

が、しかし、、、

月に2回しかない定休日でした。

ガックシ。

 

本も数珠も手に入りませんでした。

何のために徳島駅まできたのかと落ち込むが、無理やり前向きに考えます。

気を取り直して18番恩山寺へGo!

モバイルソーラーバッテリーを試運転するも…

この日はとても晴れていました。

国道沿いをひたすら南下するだけのコース、せっかくならアレを試してみよう!

この商品です。

 

はじめて使うのでどのくらいのスピードでソーラー充電できるのか試したくなりました。

が、しかし、、、

またもやガックシ。

なんだかこの日はことごとくツイてませんでした。

4日目まで最高だったお遍路の歯車が狂ってる感じです。

MEMO
買ってすぐなのに、この問題を修正した新型が発売されていました👇
残念過ぎる…

 

都会の誘惑は人の心を波立たせる

なにもかもうまくいかないので、トボトボ歩きながら南下します。

歩いていると、心がざわついている自分に気がつきました。

 

そう、街に出て浮ついてたんです。

そして反省モードに拍車がかかる。

フリーランスプログラマーとしての仕事をやめてまで始めたブロガーへの道。

ブログを毎日書くつもりでお遍路に来たのに4日間で1記事も書けていませんでした。

書けないことの焦りがさらに書けない状態を生み出す。

僕はブロガーになるために四国へきたんだ

この負のスパイラルから抜け出そうと思ったその時、素晴らしい気づきがありました。

そう、僕はお調子者。

いいことがあるとついつい浮かれてしまう。

だから浮かれやすい心を制御する仕組みが必要。

それが裸足であり、一日一食であり、野宿なのです。

ストイックな要素を生活のなかに組み込むこと

これができてはじめておかしな方向に行かないように自分を制御できるのだと気がつきました。

 

そしてある決意をします。

今日こそブログを書く!

僕はブロガーになるためにお遍路に来たんだ!

 

この後はブログを書くことばかり考えながらひたすら歩きました。

景色も見ませんでした。ひたすら道路を見ながら歩く。

この状態になるとブログを書くための集中力が増す気がしたのです。

都会から離れたことで見えた自分の状態

ストイックモードに入っていたので、足の裏がかなり痛くてもガマンしながら歩いていましたが、さすがに痛くなってきました。

少し休憩。

すると、、

冷たい!うまい!生き返った!

 

そして我にかえると、、、

街の誘惑から遠ざかったことに気がつきました。

こうして物理的に都会から離れたことで気づきました。

都会には人を堕落させる魔力がある

僕は浮かれやすいから都会には住んじゃいけないタイプなのかもしれません。

お気に入りの数珠を手に入れる

南下再開。

しばらく歩くと「お遍路さんご苦労様です。少し休んで行きませんか?」という看板があるお遍路グッズのお店を発見。

「はい、足の裏痛いです。休んで行きます!」

 

同時に頭をよぎったのは「もしかして数珠があるんじゃないか?」でした。

そして、、、

ピンとくる数珠に出会ったのです!

ヒスイの石と絹の糸を使った数珠。

玉の大きさもヒモの丈夫さも輪の大きさも申し分ない。

ちょっと高いけど、お遍路から帰った後も使いたいと思ったので購入しました。

今度は壊さないぞ!

※実は1番札所で数珠を買ったのですが、12番焼山寺に向かう山道で走っていたら突然糸が切れ、バラバラと玉が地面に散らばってしまったのです。

安い数珠はナイロンの非常に弱い糸が使われているので強度が足りないのかもしれません。

後記
この時買った数珠は1年以上経った今でも大切に使っています。
心がざわつく時にこれを手にして目を閉じるとお遍路のことを思い出してホッとするのです。

 

ブロガーに戻るんだ!

数珠を購入したあと、仏具屋さんのテーブルでブログを書こうと思いました。

iPadを取り出します。

が、しかし、、、、

全然書けない。

いつもならスラスラと言葉が出てくるのに…

 

「いい文章でなくてもいい」

そう思って書けないながらも一生懸命言葉をひねり出しました。

全然文章に魂がこもってないことが丸わかり。

自分で分かるだけに苦しかったです。

 

結局それまでの日にあったことをまとめるのもうまくいかず挫折。

「もしかしたら場所を変えれば状況は変わるかもしれない」

そう思ってファミレスに行くことにしました。

ファミレスやカフェならいつもスラスラ書けるから。

「そうだ、原因は環境に違いない」

足の裏の痛みとの戦い

足の裏がとにかく痛かったのですが、そのまま裸足で出発しました。

2キロ歩いてガストに到着。

しかし日曜日だから親子連れでいっぱい。入れない。

 

仕方がないので、さらに2キロ歩いた先のジョイフルに向かうことにしました。

とにかく足の裏が痛かったです。

1歩1歩が苦行。

でも頭の中ではこの言葉が回ってました。

「浮つきやすい心を持つ僕には痛みが必要なのだ」

そしてついにジョイフルに到着。

今度こそ書けるはず!

が、しかし、、、

全然書けない。

がく然としました。どうしたらいいんだ…

 

グラウンディングとの出会い

仕方がないのでツイッターを開いて気分を変えようとしました。

すると僕のお遍路ツイートを見ていた友達から1通のメッセージが届いていました。

「気晴らしにこれでも見てみたら?」

それがこの動画。

 

衝撃でした。

「裸足で地面を歩くことで体内の炎症や病気、体の酸化を防げるだと!?」

それはグラウンディングと呼ばれ、アメリカの研究者が科学的なアプローチで紹介する動画だったのです。

※日本ではアーシングと呼ばれまるのでここからはアーシングとします。

「これなら誰もが裸足を試してみたくなるはず!」

衝撃すぎて大暴走

「このビデオを見たら、裸足の常識がひっくり返る」

そう思いました。

このビデオで紹介されていたアーシングによる臨床実験で改善した病気はこちら。

  • アトピー性皮膚炎
  • 膝痛、腰痛
  • アルツハイマー病
  • ガン
  • 糖尿病
  • 心臓病

「これらの病気にかかっている人だけでなく、家族や友人にこれらの病気を持つ人達も動くはず」

そう思ったらジッとしていられませんでした。

もっと多くの人に伝えたい!

 

全然書けないブログを書くことよりはるかに大事なことだと思いました。

 

すると拡散してくれる方たちが現れます。

 

人の心を動かせた…。

なんだかすごいことをやっているような気になりました。

そしてさらにツイート。

なにもかもうまくいかない一日のあとだったから反応をもらえたのが嬉しくて完全に熱くなっていました。

そしてハッと我にかえりました。

なにをそんなに熱くなっているのだ、俺は。

結局その後それ以上の進展はなく、グラウンディング・アーシングを世に広めるための活動は終了しました。

一日一食のルールを破る

ブログを書く意欲のない僕はイタリアンハンバーグをオーダー。

物足りなかったのでポテトフライも頼み、むしゃむしゃ食べました。

逆境にぶつかった僕は、簡単にお遍路前に設けた一日一食ルールを破ったのです…

食事は美味しかったですが、とても後ろめたかったです。

一日一食ルールを破ったことをツイッターで報告すべきか悩みました。

面目なさ、恥ずかしさ、卑怯な気持ち、素直でありたい自分。

結局、隠しているのがイヤになって白状することに。

開き直っているところがかっこ悪い…

 

自分で設けた旅のルールは破った。

ブログも書けない。

酷い自己嫌悪になりました。

 

野宿の恐怖

次の目的地18番恩山寺の近くで野宿をしようと店を出ました。

自己嫌悪を感じながら川沿いをのんびり歩く。

 

気持ちが空虚だったので、何か食べたくなってコンビニに向かいました。

ビールとアイスを買ってコンビニの駐車場で食べ、飲む。

 

ブログは書けない、ルールは破る、社会に小さな波紋さえ起こせない。

そしてビールを飲んで酔っ払っている。

いったい俺は何をしにお遍路に来たんだ?

ついにブログを書き始める

落ち込むところまで落ち込んだら、ようやくダメな自分と向き合えるようになりました。

「ダメなままでいたくない…」

 

静かな夜の闇には不思議な力があります。

自分と対面させる力。

「もう一度ブログに取り組んでみよう」

 

「ただ旅の中で発したツイートを載せるだけのブログだっていいじゃないか」

 

22時半。

ショッピングモールの駐車場にマットを敷き、暗い中iPadでブログを書く。

2時間書いてたらお尻が痛くなって、そばにあったマクドナルドに移動しました。

マクドナルドは1時閉店。

3時間半書いたけど完成しませんでした。

残りは明日だ。

18番札所・恩山寺へ

たくさん食べたので猛烈に眠くなっていましたが、18番恩山寺までは行って寝ようと思いました。

ショッピングモールの駐車場では夜中に入ってきた車に轢かれかねない。

真っ暗な山道を登り、30分後ようやく恩山寺にたどり着きました。

闇の中で怒り狂う番犬

境内の中は真っ暗。

門の近くで寝ようと思ってスマホのライトを点けたら寺で飼われている番犬が気づき吠え出しました。

マズい!寺の人が起きてしまったら叩き出されるかもしれない!

 

犬の吠える音が近づいてくる。

闇で見えないが50mくらい先にいる。

どうやら寺の人はいない。

 

犬は怒ったように唸り、吠えていました。

あれだけ荒れ狂った犬に襲われたらどうなるのだろう?と思って体が硬直します。

息を潜めジッとする僕。

 

10分くらいそんな状態が続いたが、犬はなかなか僕を見つけられませんでした。

近くまで来るけど、また離れていく。

 

眠くて限界でした。

「もうどうにでもなれ!」

そう思ってあぐらをかいたまま目を閉じました。

瞑想でもしながら心を鎮めよう。

 

すると不思議なことが起こったのです。

犬は吠えるのをやめ、遠くへ去っていきました。

「助かった…」

 

こうして僕は寺の境内で眠りに落ち、悪夢のような一日は終わったのです。

 

弱い自分と向き合っていこう

最近の僕はなりたかった自分になれた感覚がありました。

ついに本当の自分に出会えたと思ったし、心の底から安らかな思いで暮らすことができていると思っていました。

 

しかしこの日気づきました。

もともと持った人間としての弱さは消えてはいなかった。

裸足になり、一日一食で暮らし、瞑想をする。

これらの習慣が僕をなりたかった自分にしてくれていたのだと。

 

裸足や瞑想の習慣を取り去ってしまえば、人の目ばかり気にする臆病で自信のないお調子者の自分にいとも簡単に戻ってしまうのです。

  • 裸足が僕を補正してくれている
  • 空っぽのお腹が僕を補正してくれている
  • 何も考えないことが僕を補正してくれている

それをこれからは肝に銘じておこう、そんなことを思った一日だったのでした。