不食・少食実験を始めて4週間経ったので振り返ってみた




今日で不食やら1日1食やらを始めて4週間。

ほぼ1ヶ月経ったので、1ヶ月を振り返ってみようと思います。

10年前、そして今回と不食に興味を持ち実験してみた経緯については前回投稿したのでそっちを呼んでください。
僕と不食との出会い

 

 

10年ぶりの不食実験

始まり

この4週間、基本的にツイッターにその時感じたことをメモしてきました。

最初のツイートってなんだったんだろう?

これですね。

「食べない人たち」を読んだこと。

そしてこんなツイートが続きます。

最初の1週間は1日1食で始まったんですね。

糖質オフでスムーズな滑り出し

不食実験を始める少し前はどんな風に過ごしてたかというと、糖質オフを試してました。

糖質オフが流行っているのは知っていたけど、なかなか自分でやろうとは思わなかったし、そもそも糖質オフへの興味がなかったので、調べたり知ろうとすることさえなかった。

その流れを変えたのがこの本。

裸足ランニングやトレイルラン、マインドフルネスを取り入れた生活によってより人間らしい生き方ができるよ、と教えてくれる本でした。

この本の中に糖質オフの話が出てきたのです。

本の内容にとても共感していたので、興味が湧きました。

と同時にもう少し糖質オフについて知ろうと思った。

それで読んだのがこの本。

むちゃくちゃ面白かった。

これで糖質オフをやってみよう! という気持ちが固まった。

糖質オフをやってみるといろんな発見がありました。

印象的だったのは、

お昼ご飯を食べても午後眠くならないこと

空腹感を感じることが少なくなったこと

結果、日中仕事に集中できる時間が増えました。これはいいなって思いました。

集中できる時間が増えた上に現代病にかかる可能性が減る。素晴らしいじゃないかと。

そんな時期に不食と再会したのです。

さらに不食本を読み続ける

普段ビブリアっていうアプリを使って自分の読んでいる本を記録しているんですが、

(このアプリ、シンプルで使いやすくてめっちゃいいです。読書好きならオススメ。読んだ本を記録できていれば本を所有しなくてもいいなって思えます)

読書管理ビブリア 〜 読んだ本とメモを簡単シンプルに記録する本棚アプリ 〜
Keisuke Uchida
2014/07/06 無料

 

このアプリで読んだ本の履歴を見直してたら、「食べない人たち」の前にもう一冊読んでますね。

これがめちゃくちゃ面白かったんですよ。

どうしてこの本と出会ったのかは残念ながら忘れちゃいましたが、脳が少しずつ萎縮していって5年ほどで普通は死んでしまう病気にかかった著者が、断食と生菜食で難病患者を次々と治してきた実績のある西式甲田療法の甲田医院と出会い、断食の日々を続けるうちに病気は治ってしまって、今では草食動物のような腸内細菌の状態を持ち、1日青汁いっぱいで暮らすようになったとうお話です。

実際ほとんどカロリーというものを取っていないのですが、この方はこれ以上食事をするとどんどん太ってしまうので、太らないように調整した結果、1日に青汁一杯というバランスになったそうです。

この本から僕の人生2回目の不食の冒険が始まりました。

「人間は実は食べなくても生きていける」という信じられないような事実が果たして自分にも適用できるのかと思ったのです。

一日一食から始めた

朝ご飯と昼ご飯を抜くことから始めたのですが、糖質オフのおかげで空腹感を感じることが少ない状態になっていたので、かなりスムーズなスタートでした。

が、実際に始めてみるといろんなことがありました。

家族と暮らす者が不食をするということの難しさ

最初の壁は家庭。具体的には奥さんとの関係でした。

僕は10年前に奥さんがガールフレンドだった頃に一度20日間の不食実験をやって(失敗して)いるので、不食に興味があることを彼女は知っていますが、

彼女は食べ物に非常に興味があり、料理も好きで、食べ物の栄養の本を読んでノートにメモするようなタイプの人なのです。

そんな人にとって僕が食事を摂らなくなるということは、僕と一緒に楽しむ食事の時間を失うことを意味し、「人間は生きる上で食事による栄養が必要である」という大前提を否定されることでもあるのです。

そしてさらになかなかやめられずに困っているお菓子や間食に対する罪悪感を、僕が食べないことによってさらに膨らませてしまうという側面もあったように思います。

この頃こんなツイートをしています。

すでに朝と昼は食べなくなっていたので、彼女の中のストレスは溜まりつつあることを感じていました。

なので、3食抜きに切り替えるタイミングを見計らっていたのです。

睡眠時間が減り始める

そして3日目。こんなツイートをしています。

どうしても食事の量を減らしてみたい欲求に耐えられず、夕食で食べる量を露骨に減らしました。いつもは7時間半くらい眠っていたのですが、それより短い睡眠時間でも疲れがしっかり取れるようになってきてます。

睡眠時間が減らせるようになってきたことはこの頃嬉しかったことを覚えています。

4月から(今は7月後半)長らく続けてきた個人アプリ開発者としての立場を諦め、会社勤めを始めてました。職場のある渋谷まで片道1時間半。往復3時間。それまでの気ままな生活が一変し、やりたいことが全然できないなぁというジレンマに陥っていたのです。

しかし、

それが少食を始めてすぐにこうなってる。

それがなぜなのかがその後のツイートでわかります。

メンタル面の変化

メンタル面に変化が出てきていたんです。

僕の中に穏やかな気持ちがどんどん芽生えてきていた。もっとゆっくり生きていいじゃないか、死ななきゃいいじゃないか。そういう思い。食べないことで起こる体の変化がメンタルを変形させていく、そんな感じ。

この頃の食事

この頃夕食に何を食べていたのか思い出させるツイートがありました。

そう言えば夜は味噌汁だけ食べてましたね。

しかしこの日(4日目)はシチューだった。選択肢はなかったので食べたのですが、ずいぶんお腹に負担が大きかったようです。

1ヶ月で最もツラかった日

そして5日目、1ヶ月間の間でもっともツラかった壁がやってきます。

ものすごくウンチがしたいのに、ウンチが出てきてくれないのです。

その後もウンチツイートが続きます。

こうやってツイートだけ見返してみると、そんなにツラそうではありませんが、実際は1時間以上あぶら汗をダラダラ流しながら何度も何度もトイレに行って、それでも出てこないという絶望的な気持ちと肉体的な苦しみを感じていました。

 

そして最後は思い切った決断をします。

 

自分の指でサポートしながら出すしかない!

 

そうしないと肛門が裂けたり、痔が超成長する、最悪腸が破裂するような事態にもなりかねない。そこまで追い込まれました。

そして意を決して肛門に指を突っ込みます。

結果、、、

僕の指とお腹の中にあるインナーマッスルのステキなコンビプレー。

指だけでは取り出せなかったし、インナーマッスルだけでも出すことは出来なかった。2人の力が合わさってようやく摘出することができました。

どれだけ硬かったかって、買ってきたばかりで封を開けたばかりの粘土の硬さってイメージできますか?

アレです。もはやウンチという感じではない。

10年前に不食実験をした時には確かに宿便は出てきたけど、あの時は腸壁にくっついてた感じのものが剥がれましたっていう感じの見た目だった。乾燥ワカメみたいな感じのパラパラしたやつ。

しかし今回は大違い。カッチカチ。

糖質オフでナッツを大量に食べていたのが原因じゃないかと今は思っています。

汚い話ですいませんでした。

すべて摘出できたとは、それまでの苦しみも相まって、気絶寸前。そうして1回目の大ハプニングは終わりました。

しかし、数日後再び苦しい局面がやってくるのです。

最高に素敵な不食本

不食・少食実験を始めてから5日目のウンチクライシスから脱出した僕は、翌日素晴らしい本と出会います。

 

10年前、僕を20日間の不食実験に誘うきっかけを与えた本、人は食べなくても生きられるを書いた山田鷹夫さんの本です。

食べない人たち (「不食」が人を健康にする)では秋山さん・森さん・山田さんという日本の不食界のスーパースター3人が出てくるのですが、僕が一番好きなのはこの人です。

ぶっ飛んでて優しくて、好奇心旺盛で子供のようなチャレンジング精神を持った自由人。この本を読んでこの人がもっと好きになりました。

中身については書かないけど、きっといい読書時間になると思うので、興味のある人には是非読んでもらいたい一冊です。

この本を6日目に読んだ僕は気持ちを新たにしました。

断食や不食に関する本を読むことは、食べない日々の始まりにはとても有効だと思います。時折やってくる空腹感を半減させる効果があります。

空腹感が健康や幸せな気持ちを呼び込むきっかけになるのだということを「体で」理解できると、もはや空腹を感じなくなってくるのですが、その前の段階では「頭で」理解していることがとても有効に働くように思うのです。

不食者はヒマ

この日の夜、こんなツイートをしています。

娘と海に行ってきて、夜8時くらいに寝たんですが、12時前に目覚めてしまったのです。空腹で目が覚めるという感じではなく、休息完了!という感じ。不思議な感覚でした。

夜中にプログラミングや読書をするような習慣は持ち合わせていないので、自転車のパーツ交換などをして時間を潰しました。

不食者の本にはよく出てくるのですが、不食を始めると寝る時間が少なくなるので、暇な時間が増えて時間をもてあますようになるらしいです

それで暇だから食べたりしようかなって思う。

そしてこんな風に感じるそうです。

生きるためには食べ物は不要なのに、人はなぜ食べるのか?

食べないと死んでしまうと不安だから食べるだけでなく、暇だから食べるのだと

なるほど、確かにそんな気はします。

空腹感を感じた時に食べるのは「食べないと死ぬ」と思っているからだし、ストレスを感じて食べることもあります。お腹が空いてないのに、お美味しそうだからという理由で食べることも。

 

食べることって一体なんなんですかね?

初めての体重測定

そんなどうでもいいことを考えたりしながら、朝を迎えるまでの間に体重を測っていたみたい。きっと暇だったから体重でも計ってみようと思ったに違いありません。

1週間で3キロ体重が落ちています。

(結局4週間で6キロ近く体重は落ち、現在は57kg、体脂肪率5%)

心を整えるための瞑想が必要なくなった

そして、ここ半年ほど毎朝やっていた瞑想にも変化が訪れています。

瞑想をやっていたのは、乱れる心を静めたり、頭の中をスッキリさせたり、いい気分になるためでしたが、食べないことで、その全てが常時続くような感じになってくるので、不要になってきたのです。

刺激物を受け付けなくなる

さらに体の変化が起こります。

カフェインに対する反応が強く出るようになりました。

今まではコーヒーを何杯飲んでも熟睡できるような体だったのに、1杯飲むだけで心臓がドキドキして気持ち悪くなってしまうのです。コーヒー大好きだっただけにこれは残念な変化でした。(しかしその後また飲めるようになるのですが)

ついに3食抜き宣言

8日目の朝、奥さんに3食抜きにしたい宣言をしました

3食抜きにするタイミングを見計らっていたはずなのに、結局3食抜きにしてみたいという欲求を抑えることができなかったので、強行するような形になりました。

異様な反応はない、と書いていますが、奥さんの僕への愛情はこのあとどんどん冷めていきます。。

今思い返してみると、この頃は食べてないせいで多幸感がスゴかったせいでちょっと暴走気味であったように思います。

好転反応が出始める

そして3食抜きの生活に入ったことでさらに変化が出てきます。

気持ちは多幸感でいっぱいなのだけど、

体に力が入らない

頻繁に立ちくらみする(脳に送るブドウ糖がなくなるので、脂肪酸が脳の栄養素に切り替わることで起こるらしい)

・高層ビルのエレベーターで一気に上に上がった時に起こる耳抜きが必要な状態がずっと続く(自分の呼吸音が邪魔して他の人の声がよく聞こえない

痰が出るので咳が出る

などの好転反応が出るようになりました。

死ぬかと思った

そうした好転反応で体調がいいとは言えない状態だった9日目の火曜日、清々しく仕事を終えた僕はバカなことを思いつきます。

 

この状態でお酒を飲んだらどうなるんだろう?

 

毎年8月1日に知り合いのいる湯河原でお神輿を担ぐことを恒例行事にしています。そこでは普段はあまり飲まない酒を飲み、タバコを吸い、ハードに体も動かすので、今の状態の自分にどこまでキャパがあるのかチェックしておきたいという気持ちがあったのだのです。

帰り道、キリン一番搾りの350ml缶を一つ買って帰りました。

そしていつも通り夕食は取らずにビールを飲み始めます。

カフェインが過剰反応するようになっていたから、きっとアルコールもそうに違いないと思って時間をかけて少しずつ飲みました

1時間くらいかけて4分の3くらい飲んだ頃でしょうか、飲むにつれて部屋が寒いなぁと感じていたのですが、それがピークに達します。夏なのに寒くて仕方がない。ガタガタ体が震え始めました。

これはやばい!!

 

そう思って慌ててお風呂にお湯を張理、飛び込みました。

40度でお風呂を作ったのですが、ぬるま湯に感じるほど。

仕方がないので、お湯の設定を75度にしてガンガン温めます。

結局1時間半ほど死線を彷徨うような思いをしました。5時間ほど経ったと思ったと思ったのにわずか1時間半の出来事!?

ほんとに死ぬかと思いました。

ところが目が覚めてからはアホみたいに元気!

調子こいたツイートを連発し、朝までグッスリ。

翌日は何事もなく次の日は送れるだろうと思ったけど、結局こうなりました。

吐き気とかはないんだけど、とにかく体調が悪すぎて立っていられないだけでなく、デスクに座っていることすらできない。早退させてもらいました。

そしてなんとか家までたどり着いて、、、

この経験から僕はまた一つ賢くなった。

(あれから一度も飲んでないけど、きっと体調の安定した今は1杯くらいは大丈夫だと思っています。コーヒーが大丈夫になったように)

咳と痰が止まらない日々

それから10日間ほどは痰と咳に苦しみました。

3週間で止まった

結局2週間では止まりませんでした。

3週間かかりましたが、痰と咳の症状が収まってからは体は安定し、不快な反応はほぼなくなりました。

再び体も動くようになる

力の入らなかった状態も解消され、走ることもできるように。

(だいぶ弱っていたのでペースは遅かったけど…)

家庭崩壊寸前

しかし最後に大きな問題が立ちはだかりました。奥さんとの問題です。

このころ、家庭内は冷え切っていました。

食事を摂らなくなった僕は奥さんにとっては存在しなくなってきたようです。

「これはマズイ」という思いが膨らんでくると同時に「なんとかしないとな」と思うようになりました。不食による多幸感に慣れて、冷静になってきたのかもしれません。

それで思い直しました。

『僕は「人は食べなくても生きられる」ということを知りたかったのであって、家庭を壊したかったわけではない。

本格的に不食を実験するのであれば、四国に一人でお遍路にでも行って、その時に1ヶ月間思い切り不食を試してみればいいじゃないか。

裸足で不食のお遍路なんて面白そうじゃないか。

だからその時がくるまでは1日1食家族と食べよう』と。

不食の1週間が終わった

そして奥さんに言いました。「明日から夕ご飯いただくね」

この時は冷ややかな目でしたけど、その後少しずつ奥さんとの関係も改善して、今は元に戻りました。

だからほぼ完全な不食は1週間で終わり

3週間目、4週間目は1日1食で過ごしてきました。

行動力が出てきた

1日1食にしたら、不食以外のことも楽しむことができるようになってきました。

敷き布団なしで寝るようになったり、

娘のワラーチを作ったり、

このブログを始めてみたり、

食べ物の匂いで食べたような感覚になれたり、

ずっと行ってみたいと思っていた千葉県金谷にあるコワーキングスペース「まるも」で月末に開かれる1泊2日のブログ合宿にノータイムポチリしてみたり、

娘のワラーチに続いて自分のワラーチも改造してみたり、

通り道のゴミ拾いをしてみたり、

重曹とクエン酸で頭を洗ってみたり、

糠漬けを始めてみたり、

家にある野菜を片っ端から生で食べてみたり、

iPadで水彩画を描いてみたり、

毎週海に通ってみたり。

 

 

そして極め付けはこれ。

もう、信じられないくらい走れるんですよ。

1.6km全力ダッシュ。

皇居ランでは10kmランの最後に毎回これをやるんだけど、今までで一番速かった。疲れがなかなか溜まらず、もっといける!もっといける!って思っているうちに前の人を2人も追い抜いてゴール。

 

食べないことでできないことが増えるんじゃない。むしろ今までできなかったことができるようになるんですね。

 

最後に

これが僕の不食実験の4週間です。

最後に僕がこの4週間で一番感じてたことを書いたツイートを貼って終わりにしたいと思います。

「あらゆることが愛おしく思える」という、普通は綺麗事っぽいことが自分の中では嘘偽りなく存在している。

これが慈悲とか愛という感情なのかもしれません。

 

長い文章を読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m

 

合わせて読みたい

https://ikatarou.com/entry/responsibility_of_devastating_power/

 

不食・少食に興味が出たら、まずはコレ

日本の不食界のスーパースター3人による共著。とても読みやすい。

難病を断食で克服し、今では一日青汁一杯で生き続ける穏やかな女性、森さんの優しさが伝わる本

 

個人的にはこの人がオモシロくて好き

僕を不食の世界に引き込んだ日本で最初の不食本

山田さんのオモシロさ、冒険心がふんだんに盛り込まれた僕が一番好きな不食本




2 件のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です