ブロガーとしてスタート地点 – 裸足お遍路6日目

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ブログが書けなかった日々がついに終わった。

昨日までのお遍路を日々を記事にできた。

「イカ太郎の暴走混迷を極めた裸足お遍路5日目」

 

正直ホッとした。

書けない日々が続くと「もう2度と書くことができないのではないか」という妄想が膨らむ。

フリーランスプログラマーの仕事を途中で契約終了してもらったのはブロガーになるためだ。

ブログを書かなければブロガーじゃない。

 

いつか書きだすだろうと思って数日前にこんなツイートをしたけど、

きっと昨日の晩、無理やりiPadを開いて画面に向き合わなければずっと書けなかっただろうと思う。

 

夜裸足で歩くと自分と向き合える。

そして歩くうちにポッポっと頭の中にアイデアや閃きが生まれる。

同様にブログもiPadの画面を開き、向き合うことで、繋がっていなかった部分が繋がり、書き出すことができる。

そんな風に思った。

 

書けなかったら夜の闇の中でiPadの画面と向き合えばいい。

できればそこはコンビニの駐車場がいい。

僕からのオススメテクニック。

ブログが書けないとき、ぜひ皆さんもやってみてください(笑)

 

 

というわけで今回もツイッターのタイムラインを追いながら、僕の裸足お遍路物語の世界へお連れします。

はじまりはじまり♪

 

 

 

寺の境内で目覚めた。

寝るのは遅かった。

犬との緊迫の時間があったから2時は過ぎていたと思う。

(お寺の番犬との緊迫のやり取りは昨日の記事の最後に詳しく書いたので見てみてね)

 

起きたのは5時半。すでに地元の人たちが参拝に来ていた。

3日目の朝、11番藤井寺でも思ったのだけど、地域の人たちはお寺をとても大切にしている。

 

ほとんどは中高年の人たちばかりで若い人は見ないけど、彼らは早朝のお寺に来てお経を唱える。

 

僕もお遍路に来て、お寺で同じように参拝するようになって分かったのだけど、参拝すると心が浄化され、サッパリする。

お風呂上がりのような気分と優しい気持ちでいっぱいになるのだ。

 

お寺での参拝を僕はこのような手順で行なっている。

1:門前で手を合わせ一礼

 

2:お清めの水をひしゃくですくい、手にかける(ひんやりする)

 

3:お香を3本取って火をつけ、香台に挿し、手を合わせる

 

4:お堂の階段の上にのぼり、まずは般若心経の日本語訳を読む

 

5:今度は漢文の般若心経を唱える

 

6:最後に数珠を巻いて手を合わせ、目を閉じ、ひと呼吸。息を吐きながら体の力を抜いていく

 

7:さらにもうひと呼吸しながら心の中で「生きとし生けるものよ幸せであれ」というブッダの好きだったであろう言葉を僕も唱える

 

これでおしまい。お遍路の場合は本堂・大師堂の2つのお堂でお経を唱えることが一応の基本となっている。

お経をあげ、手を合わせて後ろを振り返ると、唱える前とは全く違う世界が広がっている。

世界が変わったのではなく、僕が変わったのだ。

体の力は抜け、気持ちも軽い。

般若心経の教えのおかげで囚われのない心になっている。

 

きっとお寺の周りに住むあの人たちは、このような浄化作用を上手に生活に取り入れて暮らしているのだと思う。

挨拶をすると清々しい笑顔が返ってくる。当然会話が弾むこともある。

お寺からエネルギーをもらい、人からもエネルギーをいただく。

巡礼している間、途切れることなくお寺をお参りしていれば、僕は変な状態になることはないだろう。

昨日のように都会に出て誘惑に負け、欲に溺れ、自分を見失うようなことはないように思う。

 

さて次のツイートを見てみよう。

 

めちゃくちゃ足の裏が痛かった。ワラーチを履かなければ歩けない。

昨日意地をはって無理をしすぎたツケだ。

断固たる決意は時に大切だと思うが、心が頑なになってしまっては意味がない。

断固たる決意と柔軟な心、これがバランスの取れた状態だろう。

 

とにかく今日はワラーチを履くことにした。

でも今日の僕は昨日の僕とはまるで違った。

昨日見たビデオ、ダウン トゥ アース」 の影響が出ていた。

 

ワラーチを履く前にこうした。

 

今日の僕の行動はあのビデオのおかげで一変してしまったのだ。

 

僕はただ単に裸足で歩くだけの変な男じゃなくなった。

草や木と会話し、土の上で裸足になり地球を感じるさらに変な男になった。

これからは鳥や虫などの生き物だけでなく、植物や石にも話しかける怪しいおじさんになり、怪しさに磨きがかかることだろう。

 

 

ブログを書き終えたのはスーパー銭湯だった。

昨日の夜から書き始めて、すでに5時間を費やし、7割ほどは出来上がっていた。

残りの3割を書く。

 

書く前に洗濯物を干したかった。

どこかで干させてもらえないかと受付のお姉さんに尋ねたら、「裏で干してきますよ」と言ってくれた。

さらに充電もさせてもらいたかった。コソコソ充電するのもイヤだったのでお願いしたら、これも快く引き受けてくれた。

 

僕がお遍路さんだからなのもあると思うが、徳島で出会った地元の人は心の暖かい人ばかりだ。

こんな風を思った。

 

考えてみたが、彼らへの恩返しは僕がより良い人間になることなのかもしれないと思った。

 

親への最高の恩返しは最高の人生を送ること。それが生んでくれた親への親孝行だと僕は信じている。

子供への最大のギフトは親が輝く姿を見せること。

そんな僕の信念を反映させれば、当然お遍路を最高の体験にすることしかないじゃないか。

それが彼らへの恩返しになるのだと信じてこれからもお遍路を続けていきたいと思います。

 

現在夜の12時半です。

今日の野宿の場所は道の駅になりました。

 

今はすぐ横にあったサークルKサンクスのイートインコーナーでこれを書いています。

本当は21時までしかイートインは使えないのだけど、お願いしたら「特別にいいですよ」とお店のお兄さんが気持ちの良い笑顔で答えてくれた。

おい、人柄の悪い人、徳島のどこにいるんだ?

ここまでいい人ばっかりだと気持ち悪い。悪い人出てこーい!

 

これから何度も言うことになると思いますが、歩きお遍路は本当に最高の体験です。

大変だけどね。

大変だからこそちょっとしたことに感動できる。ちょっとしたことで嬉しくなる。

そんな習慣が身につけば、あれもこれも求めなくても幸せになれるんだってことが骨の髄まで染み付くような気がします。

この感覚、みなさんにもぜひ味わってもらいたいです。

人生変わっちゃうかもよ?

 

ではまた書きますね。

おやすみなさーい!

 

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