イカ太郎
去年の夏、会社勤めしていた時、
「ぐぉぉぉ!ストレス溜まる〜!」
とブチ切れ、
渋谷に向かう電車の中でサンダルを脱いじゃってから1年が経ちました。
あれから1年は激変の1年でした。
勤めていた会社の仕事を辞め、
真夏の日本を裸足で食べずに野宿で旅したり、、
フィリピンを裸足で旅したり、、
真冬の日本で敷ふとんを敷かずに裸で眠ったり、、。
そのきっかけとなったのがこの「渋谷で脱いじゃった事件」だったように思います。
あれから1年間ずっと裸足で過ごしてきたんですが、裸足で暮らすことで多くの気づきもありました。
- 都会を裸足で歩くとメンタルブロックが外れる
- 真夏のアスファルトのダメージがもっとも破壊的
- 裸足でフィリピンに行くと観光客枠から外されるのでおトク
- 冬のアカギレにはソンバーユが効く
- 冬の裸足は思ったほど寒くない
今日はそんな1年を通じて気がついたことを皆さんにお伝えしたいと思います!
1. 心のバリアが消えた!
はじめて電車の中で裸足になったあの日、渋谷の町を裸足で歩きました。
ヒカリエからスクランブル交差点へ。
渋谷センター街を抜け、東急ハンズへ。
ヒカリエからスクランブル交差点へ向かっている間は、自意識過剰でビビりまくってました。
僕はもともと人一倍人目を気にするタイプなのです。
「今戻ればサンダルを履ける!今の恥ずかしい状態から抜けられる!」
そんな考えが一瞬よぎりましたが、不思議と逃げ出したいとは思いませんでした。
人目を気にする自分の殻を破りたかったのだと思います。
状況が変わったのはセンター街に入った時でした。
「もうどうでもいいや!」
ずっと人目を気にして緊張していることが辛くなり、開き直ってしまったのです。
すると強烈な脱力感が僕を包み込みます。
「もう、普通に生きなくていいんだ…」
そう思った途端、
何かから解き放たれたように思ったのです。
学び1:渋谷の町を裸足で歩くとメンタルブロックが外れる
2. 真夏のアスファルトはキツイ!
渋谷で脱いじゃった事件のあと、僕は
「裸足ブロガーになるぞー!」
と意気込んで会社を辞めます。
裸足でフルマラソンを完走し、裸足でお遍路1400kmの旅に出たのです。
がしかし、、
あっという間に足の裏が痛くなって歩けなくなりました。
わずか100kmで断念。。
原因はアスファルトの熱。
裸足で歩いたことのある人は分かると思いますが、足の裏は想像以上に丈夫です。
道端に転がっている小さなガラス辺くらいではケガをしません。
弱いのは足の裏の内部なのです。
関連記事:裸足のリアル「ケガ」
そんな弱かった僕の足の裏内部も裸足ランニングで強くなりました。
砂利道だってへっちゃら。
それなのに全然叶わない相手、、それが夏のアスファルトでした。
フルマラソン42.195kmを裸足で走れたのに、真夏のアスファルトは10km程度でヒリヒリしてきます。
お遍路では「修行だ!」と思って我慢して歩いたものの、5日目の100km地点で歩くことさえままならなくなりました。
学び2:裸足でフルマラソン走れても真夏のアスファルトには勝てない!
ちなみに山の中の栗のイガにも勝てません。
3. フィリピンで起こった奇跡!
3つ目の気づきは南国フィリピンが舞台です。
10月から行ったんですが、飛行機以外は裸足で過ごしました。
フィリピンを裸足で過ごして気づいたのは、人々が裸足の人間に対してフレンドリーなこと。
「どうしてお前はサンダルを履いていないんだ!(笑)」
と計100回は言われたと思います。
「裸足が好きなんだよ」
と言うとなぜかあっという間に仲良くなる。
おかげで英語の練習には事欠かなかったです。
そんなフィリピンでの裸足旅でしたが、
ある時、裸足ゆえの奇跡が起きたのです。
こういうルートでその日のうちに北にある小さな島に渡ろうとしていたのですが、
その日の最終便のバスに乗ろうとしたところ、満席で席がないのです。
バスの運転手さん曰く、
運転手
でも僕は島で宿を取ってしまっているのでなかなか諦めきれません。
立ち尽くしていたら運転手が僕の裸足に気がつきます。
運転手
「裸足が好きなんだよ」といつもどおり答えると、
運転手が神妙な顔をして考えだしました。
そしてしばらくして、
運転手
と言って手招きしたのです。
「ん??どういうこと?満席だから乗れないんじゃないの?」
と思っていたら、
チケット係の男性を呼び、
運転手
と言ったのです。
おかげで僕はその日のうちに島に到着することができました。
この時の出来事はどういうことだったのか?
後で考えたんですが、こういうことだったのだと思います。
・僕が現れた時は、運転手は僕を日本人観光客として扱った
・でも僕が裸足だったので、普通の観光客にはしない対応をした
学び3:裸足で旅すると、観光客待遇から外してもらえる可能性がある!
この他にもオモシロイことがありました。
僕の周りにいた日本人男性は「町を歩くとセックスワーカーの女性に声をかけられまくる!」と言うんです。
でも僕はそれっぽい女性の姿さえ見たことがありませんでした。
きっと彼女たちは裸足の僕を見た瞬間、気配を消していたに違いありません…
4. 冬裸足の意外な発見! – その1
「1年間裸足で過ごしてみよう」
そう思っていたので、冬も裸足で過ごしました。
冬が近づくにつれて緊張感が高まりました。
「大丈夫かな」
「耐えきれるのだろうか?」
そして12月、冬が始まります。
最初にぶち当たった壁はアカギレでした。
寒さで硬化したかかとが割れて出血してしまう。
ニベアクリームなどで保湿してみたものの全然ダメ。
治る気配がありません。
しかし持つべきは友。
ツイッターでアカギレで悩んでいることを告げると裸足ランナーの仲間数人が教えてくれました。
「馬油がいいよ!」
それでこれを購入。
これが抜群に効きました。
あっというまに治り、アカギレに悩むことはなくなりました。
学び4:冬のアカギレにはソンバーユが効く
5. 冬裸足の意外な発見! – その2
その後も寒さとの戦いになるはずだったのですが、意外と寒くありませんでした。
寒かったですよ、もちろん。
でも思っていたほどじゃなかったのです。
どうして思ったほど寒くないんだろう?
どうやらこういうことのようなのです。
靴を履いてないから汗をかかない
⬇
汗をかかないから気化熱で体温を奪われない
冬に厚手の靴や靴下を履くと意外なほど汗をかきます。
この汗が蒸発するとき熱を奪っていくのです。
でも裸足だと汗をかくことはありません。
おかげで思ったほど足が冷えることはなく、冬の間裸足で過ごすことができたのでした。
学び5:汗で体温を奪われることがないから、冬に裸足でも思ったほど寒くない
ちなみに雨や雪の日は見事に気化熱を奪われ、足が氷のようになります。
まとめ
1年間裸足で過ごしてわかったことは以下のようなことでした。
- 裸足で渋谷の町を歩くとメンタルブロックが外れる
- 裸足でフルマラソン走れても真夏のアスファルトには勝てない
- 裸足で旅すると、観光客待遇から外してもらえる可能性がある
- 冬のアカギレにはソンバーユが効く
- 汗で体温を奪われることがないから、冬に裸足でも思ったほど寒くない
やり終えて今思っているのは、
1年中裸足じゃなくてもいいかな?
ってことでした。
クツがもたらしてくれるおしゃれや冬場の足の暖かさ、
サンダルがもたらしてくれる夏の開放感、
裸足がもたらしてくれる走ることの楽しさ、
そのすべてを受け取ってこれからも生きていこうと思います。
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