バッテリー切れ – 山道とブログ更新でヘロヘロになった裸足お遍路32日目

 

 

おはようございます!イカ太郎です( ^ω^ )

 

めちゃむくんでますねw

今日はこんな場所にいます。

 

道の駅きさいや宇和島!

すごいでしょ?このステージ。

この間行った宿毛の道の駅もすごかったけど、ここも個性的でおもしろい!

さっき目覚めたらおじさんたちが集まってて、朝の会話を楽しんでました。

朝8時半から朝食が食べられるみたいで、沢山の人が続々と集まってきています。

この道の駅は旅人だけじゃなく、地元の人にも愛されているんですねー。

 

今朝は本当によく眠りました。

今6時半。

7時間くらい寝たんじゃないかな。

すっげースッキリ!

いやぁ、睡眠っていいですねー。

疲れが取れる!

 

実はね、昨日の寝る前は疲れすぎちゃって無気力状態になってたんですよ。

抜け殻みたいになってた。

こんなツイートしたりして。

 

15時半くらいに西日本では超メジャーなファミリーレストラン・ジョイフルに入ってブログ書き始めたんだけど、外国人2人と過ごした1日が思いのほか濃くて、書き終わったのは19時過ぎ。

午前中の分を入れるとトータルで6時間以上かかりました

書き終わった時はもうヘロヘロ。

お遍路もマラソンみたいだけど、ブログもそんな感じですね。

走っている時は大変な面もあるし、疲れるけど、終わった時の爽快感は筆舌に尽くしがたいものがある。

この爽快感が病みつきになるんですよね。

そして何より「読んでますよ〜」って言われると本当に嬉しい!

人との繋がりを感じられるからね〜。

 

 

さ、爽やかに目覚めたところで、今日もいきますか!

 

昨日はどんな1日だったのかな?

イカ太郎の裸足お遍路31日目、はじまりはじまり〜♪

 

心地よく目覚めた朝

前日は韓国人ギルと共に過ごした最高の野宿でした。

僕らはきっと分かり合える – 2人の外国人と過ごした裸足お遍路31日目

 

目が覚めてもその余韻は残っていました。

ギルはまだ寝てる。

横を見れば静かな渚が広がっている。

小さな波が心地よい音を立てていました。

 

静かに寝袋から出て、近くにあったベンチへ移動。

タバコに火をつけ、海に向かって座り、そっと目を閉じました。

なんて静かな朝なんだろう。

呼吸してる。

波の音が聴こえる。

そよそよと吹く風を体に感じる。

この大空間に自分はポツンと存在している。

今日も僕は生きているんだね。

 

バッテリーがない

いつもなら、朝起きたらブログを書き始め、少なくとも冒頭までは書いて出発します。

しかし、昨日はもうブログを書くだけのバッテリーがありませんでした。

心のバッテリーじゃなくて、電子機器のバッテリーね。

 

iPhoneもiPadも残り15%くらいしか残ってなかった。

モバイルバッテリーも空っぽ。

天気がよければソーラーパネルを広げて充電できるんだけど、あいにく午後から雨の予報

太陽の力も期待できない。

 

なら仕方ない。

充電させてもらえるところにいくしかない。

 

コンビニでは借りられない。

近くに風呂屋もない。

ということはあそこしかない。

ジョイフルだ!

あそこならお願いすれば充電させてもらえる。

遠いけど行くしかねー!

出発!

 

ローソンでブログタイム

歩き始めたものの、雨が降る午後までにジョイフルに到達するのは厳しい気がしてきました。

最初から最後までぶっ通しでやるのは避けたい。

冒頭だけでも早めに書いておきたい!

 

野宿地から7km進んだところにローソンがありました。

  よし、ここで冒頭を書こう!

雨は気にしなくてもいい。

雨具を着ればいいのだから。

 

とうわけでソーラーパネルを広げて充電しながらブログを書くことにしたのです。

 

(ソーラーパネルは曇り空なら充電可能です。それなりに増える。雨だとダメだけど)

 

コーヒーの差し入れをいただく

せっせと書いていたら笑顔のおじさんが現れました。

「おはよー♪」

「歩きかぁ、たいへんやなー。がんばれよー!」

 

四国では歩きお遍路さんは大人気。

歩きのお遍路さんはレアキャラだから、見かけると嬉しくなるのかもしれません。

「ありがとうございます!」

笑顔で返して再び作業に戻りました。

 

少し経ったら目の前にニュッと手が伸びてきました。

さっきの笑顔のおじさん。

ロン毛とブルーのシャツが似合ってる。

「はい。これ飲んでがんばって!いい旅を!」

すげー爽やか。

僕もあんなカッコいいおじさんになりたい!

 

一瞬見えた日の光

作業中ふと顔をあげたら、駐輪場に日が差してました。

おぉ!貴重な太陽!

すぐさまソーラーパネルを移動。

ちょっと自分からは離れちゃってるから気をつけないと。

盗まれませんように!

 

結局1時間ほど作業して、その間にiPhoneのバッテリー残量は15%から35%まで増えました。

(iPadは充電できなかったのでゼロに近くなってました)

これで少しはもつね。

地図チェックくらいなら大丈夫。

 

お遍路の前にやった三浦半島半周の旅で思い知ったけど、バッテリーの確保がうまくいかないとストレスがかかります。

雨具はアップデートしたし、ワラーチも雨に対応したけど、充電環境は雨に対応できないなぁ。

雨でも充電できるなにかがあればいいのにw

ぼくの慢心を打ち砕いた裸足不食旅 – 三浦半島50km・15時間の記録

 

宇和島のさつま汁が食べたい!

ブログの冒頭部分が書きおわりました。

ホッとしてボケーっとしていたら、あることを思い出しました。

旅人カメラマンのケンケンさんから宇和島のさつま汁が美味しいよと教えてもらっていたことを。

 

人からのオススメはできる限りやりたい!

 

調べてみると画像がめちゃくちゃ美味しそうなんです。

ね?

こりゃ行くしかないでしょ!

 

へんろ道でヘロヘロになる

さつま汁目指して宇和島へ向かっていたら、途中にへんろ道の入り口を見つけました。

山道への入り口です。

山道かぁ、、どうしよう。。

国道をこのまま進むこともできるし、国道のほうが楽だし早く着きます。

もう午前中に宇和島に到達するのは無理だけど、雨が本降りになる前に着きたいなぁ。

そう思っているのに、もう1人の僕が言うんです。

お前はお遍路だろ?やるべきことをやらなくていいのか?

と。

 

決めきれないので、少しだけ上がってみました。

すると楽しそうなお遍路の絵が描いてある小屋があるじゃないですか!

その絵を見たらなんだかウズウズしてきた。

 

そうだよ、裸足なら楽しいじゃないか!

気持ちも上がるし、一石二鳥だぜ?

ともう1人の僕が言う。

 

クッソー!なんで俺の中のお遍路さんはこんなに融通がきかないんだ!

山道へ突入〜〜!

 

山道は楽しかったです。

どうして山の中を孤独に登っていると楽しくなってくるんでしょうかね?

大変だから息が上がるのに、ニヤケてしまう自分がいる。

頭がタイヘンって思っていても、身体は喜んでいるのでしょうね。

 

 

結局山道を楽しみまくったのでした。

 

充電ポイント発見

下山の途中で休憩所を発見しました。

  おー、疲れてきてるから助かるー。

 

座ってホッとしていると、柱についていたあるものに目が釘付けに。

  もしや、アレは電源!?

すぐさま近づいて、カバーを開けてみる。

くそー!違ったかー!

上部ライトのスイッチ。

  ん?でも待てよ?上部ライトで電気を引いているということは、どこかに電源があってもおかしくないんじゃないか?

小屋の外側をぐるっと見てみました。

そしたらありました!電源が!

 

3つの機器全てを接続して待つことにしました。

 

一番札所でもらった冊子

ヒマでした。

iPhoneもiPadも充電しているから、本を読むこともツイッターを見ることもできない。

何か読むものが欲しい。

 

カバンを漁ったら出てきたのは、道の駅でもらった四国の全体地図でした。

今まで通ってきた道、これから通る道。

高知と愛媛の境でちょうど半分くらい。

先は長いなぁ。

 

さらにカバンの中を漁る。

あ、そういえばお遍路の手引きがあるんだった。

一番札所でもらった冊子。

お寺に行くたびに般若心経を読むために開くやつ

今まで読んだことのないページもパラパラめくってみました。

般若心経以外のお経も。

うーん、訳が分からん。

 

そして最後のページを開いたら、「お遍路さんの福縁」というメッセージがありました。

お遍路さんの福縁

四国参りする女の人の話を聞きました。

昔、美しい娘さんと呼ばれた頃が花で、お乳を子供にくれてやり、旦那に三度のご飯を出す間に、ふっと気がつく、「ああ、こんな年になった。もう若い娘に戻ることは無い。」そう言って淋しく笑われます。

逞しい青年だった男も鍬をふりあげて地を耕し、荷を商い、荒海を漕ぎ、骨身をけずって働くうちに、子孫への道を譲る年が来ていると悟られます。

必死に幸せを追いかけてきたのに、自分もいつの間にか、土に帰る日の事を思います。

お釈迦様はこの世の無常の定めを教えておられました。老いること、病い、死、生の苦しみを経て、ついに悟りに到り、そして楽になられました。

お遍路さんも同じ定めを知り、北風のなか山へ登り、炎天の太陽に灼かれ、仏を拝んで歩きます。疲れても他人様に感謝し、仏様に手を合わせます。山中深くで途方にくれても、その体に熱のある限り、他の生ける者の心を温めよという声を頼りに祈ります。日の暮れるまで仏さまを拝み続けます。

そんなお遍路の目には枯れてしまう花がきれいに見えるのです。

花の色香は、人の目を喜ばせ、虫や蜂を満腹にし、仏壇まで飾り、ただ喜ばせます。そして喜びを与えきったあと枯れた花を見て、お遍路さんは、ああ、美しいとわかるのです。

老婆も美人だと知れます。

家族のために働き、隣のへんこつ者にも優しく元気ですかと尋ね、優しい心を与えて、与えぬいて皺だらけになった掌は、ああ、なんとも美しいと思うのです。その清い掌で拝んで下さる時、仏は心より喜ばれます。

わたしたちは、天から降ってくる水を、ほんの二、三日体に蓄えては入れ替えます。老いた体も、疲む体も、昨日降ってきた新鮮な水で溢れています。透き通る水であなたの体も一杯なのです。

その心には苦しみも無く、さわりも無いのです。

あなた様と多くの方が福縁で結ばれ、その心を伝え合えることをお祈りします。

合掌

 

もうね、沁みまくりましたよ。心に。

 

そうなんです。

お遍路をしていると小さなことが美しく感じられて仕方がなくなるんです。

日に焼けて、服も汚れて、髭ボーボーになって、疲れ果てて、足の裏はボロボロになって、自分がどんなにみすぼらしくなっても、これはこれで美しいって思えるんです。

見た目なんてどうでもいいと。

大切なのは心の状態なのだと。

 

生きていて、人と繋がり、笑いあえる。

それがあれば、見た目とか年齢とか、社会的なステータスとか、そういったものはどうでもいいことに思えてくるんです。

そんなちっぽけなことにウジウジ悩んでいた自分が馬鹿らしく思えるのです。

 

お遍路に出て沢山の人に挨拶し、いろんな人から笑顔をもらいました。

その中で思うのは、おじいさん・おばあさんの笑顔がものすごく素敵だということ。

人生のタイムリミットが近づいた人間のふっ切れた笑顔の迫力。

ただの挨拶なのにお遍路の僕を見ながら顔をクシャクチャにして喜んでくれる。

シワがあるから余計に笑顔が大きく見えるのかもしれませんね。

 

そんな冊子の最後のページを見ながら、

お遍路に来てよかったな

野宿でよかったな

としみじみ思ったのでした。

 

下りで疲れ果てる

充電を始めてから1時間が経ちました。

iPadのバッテリー残量は40%まで増えていました。

よし、これならブログを最後まで書けると思うぞ!

 

再び宇和島のさつま汁目指して歩き始めました。

まだまだ山道は続きます。

 

途中迷子になりました。

いつのまにか向かいたい方向と反対に進んでました。

焦る。

 

戻ったら見逃していた道を見つけました。

 

裸足で山道を下るのは本当に疲れます。

勢い任せに下りられないから。

丁寧に降りないといけない。

必要以上に筋力を使う。

足がプルプル震えてくる。

 

そんな状態なのにこんなこともあったりしてw

 

道が見えん!!

 

こうしてフラフラの状態で山から下りてきたのでした。

 

国道ならラクだし早いのにね。

 

あれはもしや!?

県道を歩いていたら、国道との合流地点が見えてきました。

すると建物のあいだに黄色い看板が見えました。

  も、もしかして!!

そう、Googleマップの検索に引っかからなかったジョイフルが出てきたのです!

なにぃー!!

1時間もかけて充電したのに〜!

でもそんなの関係ねー!

入店だ!!

だってWi-Fiもテーブルも飲み物もあって、ブログも書けちゃうんだもの!

 

ジョイフルでブログを書き続ける

席について、ドリンクバーを頼み、ドリンクを持ってきました。

フラフラしながら。

 

まずは充電させてもらえるようにお願いしなきゃ。

「すいません、お願い事があるんですが、、、」

お遍路さんらしく謙虚にアプローチ。

「これを充電させていただけないでしょうか?」

すると店員さんが言いました。

「あ、どうぞどうぞ!こちらをお使いください!」

テーブルの下の電源。

ありがてー!!

 

さつま汁はブログを書き終えたら向かうことにしました。

宇和島の市街地までの距離は5km。

1時間歩けば到着できます。

よし、5時までに終わらそう!

 

そう思って始めたのですが、ノルウェー人のタリアイと過ごした昼間の時間、韓国人のギルと過ごした夕方から夜の時間は想像以上に濃い時間だったようで、なかなかまとまりませんでした。

 

5時までに終わらせなきゃ!

そう思って書き続けたのですが、時間は4時過ぎになりました。

5時までに終わらせるのは明らかにムリ。

さつま汁はあきらめることにしました。

ブログ継続!

 

がっつりジョイフル飯

疲れてきたので気分転換したくなりました。

  飯を食おう!

疲れた時はガッツリ食うに限る!

食った分さらに疲れるけど、ガッツリ食べる!

 

料理がでてきました。

ドーン!

 

完食。

ゲプー!もう食えねー!

でもやる気復活!

 

そこからさらに2時間経過して19時。

ようやく書き終わったのでした。

 

道の駅へ

ようやくブログも終わりました。

もうフラッフラ。

でも野宿しようと思ってた道の駅は5km先

遠いなぁ。マジかよー!

 

1時間歩きました。

雨の降る真っ暗な道を。

 

ヤンキー集団とイカ太郎

途中雨の中を傘もささずに歩く地元のヤンキー集団に遭遇。

歩くのが遅い。

酔っ払ってるのか、車の通る道にふざけて飛び出そうとするやつもいました。

 

ところが僕が近づくと、一番後ろの子が気がつかない仲間に声をかけました。

「おい、人が来るぞ」

すーっと道が開けます。

「ありがとう」

また道が開ける。

「ありがとう」

さらに道が開ける。

「ありがとう」

 

グレちゃっても心の中には優しい心がちゃんと宿ってるんだね。

そんな風に思いました。

強面の人はたしかに怖いけど、こちらの接し方次第でどうにでも変わる。

相手とのあいだに線を引かなければ、僕はあなた・あなたは僕だと思っていれば、人の優しい心にアクセスできる。

見た目がヤンキーでも同じ人間。

優しい心は持っているのです。

 

もう動けねぇ。。

そして到着。

 

寝ごこちの良さそうな暗い場所を探します。

 

一番奥に大きな舞台がありました。

真っ暗。

大きな屋根がついています。

目の前にはたくさんのテーブルと椅子。

ここがいい。

荷物を下ろし、イスに座りました。

 

もう一歩も動けねぇ。。

 

真っ暗な中、ボケーっとしていました。

抜け殻。

すると妙に無気力になってきた。

がんばれない自分に気がついた

こんなに無気力で明日から大丈夫なんだろうか。。

 

かなりの無気力状態でした。

それなのに落ち込みもしないことが不思議でした。

以前の僕なら不安感に襲われて落ち込んでたのに。

 

 

裸足と野宿とお遍路のおかげです。

小さなことに感謝するようになったから、幸せが蓄積しているんでしょうね。

 

無気力状態がしばらく続いて、気がつけば時間は11時過ぎ。

2時間も経ってた。

 

無気力でいてもしょうがない。

寝よう。

寝ればきっと元気になる。

明日はきっとまたいい日になるさ。

 

そんな気持ちでエイヤ!と重い腰をあげたのでした。

おわりに

これといった大きな出来事はなかったけど、面白い1日でした。

お遍路に来てから、1日1日が濃厚で、ひとつひとつが宝物のように思えます。

10年後、20年後、このブログを読み返したらどう思うのかなぁ?

その頃僕はどんなパパになっていて、どんな暮らしを送っているのかなぁ?

 

はぁー毎日が愛おしい。

人生って最高ですね。

 

じゃ、今日はこれにておしまい!

またね!

 

次の日記:心の中の杖 – 雨の中歩き続けた裸足お遍路33日目

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