ぼくの慢心を打ち砕いた裸足不食旅 – 三浦半島50km・15時間の記録

神奈川県の三浦半島を裸足で歩いてきました。

10月に予定している四国700kmの裸足不食旅をを目指すための足慣らし。

裸足で食べずに歩き続けるつもりでいるものの、「果たしてそんなことが可能なのか?」と思い始めたので、まずは近場で試してみようと思ったのです。

 

最初は月末に行く予定の実家までと思いましたが、もっと早い段階で試したいと思い、三浦半島を一周してみることにしました。

 

結局前日に千葉県富津市金谷にあるコワーキングスペース・まるもに行ったため、スタート地点は三浦半島の下の方にある久里浜港になりました。

なので三浦半島一周ではありませんでしたが、結論としては一周にしなくてよかった…。

Twitterで実況ツイートしまくりながら、フォロワーさんに励ましてもらいながら、なんとかギリギリで自宅までたどり着けた。

 

みんなの励ましがなかったら無理だったと思います。

助けてくれたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

今回はそんな僕の「50kmの小さな旅」についてお伝えしようと思います。

 

こんな条件でやりました

本編に入る前に、今回の旅がどういう条件で行われたかだけ列挙しておきたいと思います。

睡眠時間:2.5時間(一日一食なので睡眠時間はいつも短い)

荷物:ビジネスバッグに1日分のお泊まりセットとMacBook Pro 15インチ + iPad pro

 

口にしたもの:飲み物のみ。例外として岩塩(夕方フラつきがひどくなり、友人のアドバイスで緊急購入)

 

途中休憩:6回。合計1時間半。

 

それでは、はじまりはじまり♪

 

 

早すぎる挫折

今年の6月、茨城県のかすみがうらマラソン(42km)を裸足で走りました。

初マラソンでした。

20km以上の距離を走ったことがなかったので、カラダの痛みは相当なものでしたが、足裏はそれほどのダメージを負いませんでした。

「裸足でこんな長距離を走れるんだ!」と驚いたと同時に走りきれた自分を誇りに思いました。

しかし今回裸足で歩いてみて、足裏のダメージの違いに愕然としました。

たったの20kmも裸足で歩けなかったのです。

 

裸足で歩き切れる気がしない…

久里浜を朝8時半に出発して、18km地点のマグロで有名な三崎港。

僕は絶望的な気持ちで漁船を前に座り込んでいました。

 

「最後まで裸足で歩き切れる気がしない…」

 

 

大変な方を選ぶ悪いクセ

少しずつ足の裏にダメージを感じていたのに、粗い路面をわざわざ選んで歩いていました。

足裏に優しい車道を歩かず、歩道を歩き続けた。

(裸足で歩いてみると分かりますが、実は車道の方が歩道よりもキメが細かく足裏に優しいです。歩道は粗いことが多い)

 

慢心もあったのだと思います。

フルマラソンも裸足で走れたし、強くなった自分の足の裏ならへっちゃらだろうと。

しかし、どうしようもなくなって気づきました。

 

弱気になりました。

1ヶ月半前に不食生活を始めてから初めてのことでした。

いつもいつも幸せだったのに絶望的な気持ちになりました。

出発前には会う人みんなに「四国まで歩いて食べずに700km歩こうと思っているんですよ」とエラそうに言ってたわけです。

それがたったの18kmで足裏の痛みに耐えられなくなったわけですから。

 

決断

そうしてこんなツイートをしました。

 

50km先の自宅まで歩く予定を変更し、25km地点にある三崎口駅に目標を変更しました。

予定の半分。。。

そして立ち上がり、もう一度歩こうと思ったのですが、歩き始めた瞬間、7kmさえも裸足で行ける気がしない…。

しばらく立ち尽くす。。

そしてさらに決断。

 

裸足不食旅の「裸足」部分が消えた瞬間でした。

もはや裸足不食旅ではなく、ただの不食旅。

 

するとツイッター経由でメンションが届きます。

 

僕が「裸足で食べずに三浦半島を50km歩こうと思うんだよね」と自信満々で伝えた人たちです。

まるもの田舎フリーランス養成講座の受講者たち。

 

どう返答したらいいか分かりませんでした。

 

しかしムリなものはムリ。

考えた挙句、このように返事を送りました。

 

第2の葛藤

それからワラーチを履いて再出発したのですが、ずっと心が揺れてました。

開き直りのような思いを抱えながら。

 

怒りのような気持ちもありました。

期待を裏切ったのは僕ですが、期待したのは相手側です。

「期待してくれとは言ってない。勝手に期待して勝手にがっかりしただけだろ!」

そんな考えが何度も頭をよぎりました。

 

しかし、そんな状態でしばらく歩いていると気持ちが変わってきました。

「期待をしていたのは僕のほうかもしれない…」

そんな思いが膨らんできて内省していたら、自分のなかにあった気持ちに気がつきました。

 

情けなかったし、フルマラソンを裸足で走れたことで慢心していた自分にも気づきました。

 

自分のちっぽけさを感じました。

それに気がつくと謙虚な気持ちが湧いてくると同時に、「この旅に来てよかったな」と思いました。

 

挫折は人を成長させる

ふだん瞑想をやりますが、瞑想では何も考えない状態になることで頭の中がスッキリし、思考が前向きになります。

瞑想を通して精神状態がよくなることはあっても悪くなることはありません。

瞑想が挫折や悩みを生み出すことはないのです。

 

しかしこの旅では挫折感を感じた

これが僕に新たな気づきを与えてくれました。

 

カラダを追い込むことにはこんなメリットがあったのです。

「わかりやすい挫折感」というメリットが。

 

少しだけ高い目標を設定して過酷な旅に出ること、過酷なスポーツをすること、そういったチャレンジはうまくいくこともあればうまくいかないこともある。

うまくいけばもう少し高いところへ行ってみようと思えるし、うまくいかない場合にはわかりやすい挫折感を味わい、自分の実力を知り、内省することで自分の問題点が自然と浮かび上がってくる。

もっと良い自分になりたいなら、僕にとって肉体的なチャレンジは必要な道具だと知りました。

 

そしてさらに気づきます。

発信し、人の目に触れ、反応のいただくことで初めて客観視できることもあるのだと。

ネガティブな反応もポジティブな反応もすべて自分を客観視するチャンスになる。

発信することの大事さを知りました。

 

 

ここから先はただひたすらに歩きました。

ツイートしまくりながら。

 

勢いに乗る

 

塩の大切さ

 

黙々と歩く

 

独り言増加

 

終わりが見えた! – 最後の気づき

 

フィナーレ

 

最後に

いかがでしたか?

これが僕の初めての裸足不食旅です。

 

この旅に出てみてこの形態の旅が大好きになりました。

自分と向き合い、人と繋がり、己の姿をゆっくりと見つめていくことができる。

裸足で食べない旅にはそんな魅力があると思います。

 

裸足であること、食べないことは人間の感覚を研ぎ澄ませます。

きっと普通の旅の何倍も気づきが多い旅になることでしょう。

 

このスキルをどんどん磨いていって、ゆくゆくは「裸足 × 不食 × 断眠」、

つまり裸足で食べずに眠らずに長い歩き旅をしてみようと思っています。

究極的な状態で僕は何を感じるのか。

これからが楽しみです。

 

 

※ 一連のツイートをまとめたTogetterまとめ記事が一日で10000viewを超えました!この記事には載っていない出発した時から葛藤してた間のツイートも見やすくまとまっています。よかったら見てみてください。

「有頂天から奈落の底へ – 食べずに裸足で歩いた三浦半島50km/15時間の全記録」

 

 

 

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