イカ太郎
プログラミングやイラスト・デザインを仕事にし、30代後半でデスクワーカーになってから僕はひどい肩コリ持ちになりました。
イラレやフォトショといった画像加工ソフトを使う時の肩コリが特にひどく、首から肩がガチガチになって痛くなるほどでした。
そんな僕でしたが、1年前から本格的に始めたヴィパッサナー瞑想を毎日やるようになって肩コリを感じることはほぼなくなりました。
ポチャナンダ
というのも、ヴィパッサナー瞑想のプロセスの中には
- 体の中の緊張に気づき、状態を観察する
- 雑念に気づき、雑念とサヨナラする
というものがあり、それを何度も繰り返すことが結果的に肩コリに気づき緊張を解除するという習慣につながるからです。
ポチャナンダ
瞑想は鍼治療のようにひどい肩コリを瞬時に治すような即効性はありませんが、習慣化することで肩コリになりづらい体をつくるという効果があります。
デブッダ
今回は「ヴィパッサナー瞑想がどうして肩コリ予防につながるのか」についてお話したいと思います!
イカ太郎
結論から言うと、瞑想の3ステップの中に「気付く + 緩和する」というプロセスがあるためです。瞑想を繰り返すことでそのプロセスが習慣化し、日常の中で緊張に気づきやすくなり、簡単に緩和できるようになるのです。
目次
なぜ瞑想で肩こりが改善するのか?
冒頭でお話ししたとおり、瞑想の3ステップの中にある「気づく + 緩和する」というプロセスが瞑想が肩コリ改善につながります。
具体的には
- 【第1段階】呼吸に集中する
- 【第2段階】雑念に気づき、サヨナラする
- 【第3段階】全身の感覚を観察する
という3ステップがあるのですが、この中の第2段階・第3段階のステップが肩コリ緩和につながっています。
ポチャナンダ
イカ太郎
雑念に気づきサヨナラすることが気づきのレベルを上げるから
瞑想の第2段階のこのプロセスでは上のイラストのようなことをやります。
目をつぶって呼吸に意識を集中していると
- 心配に思っていること
- やらなければいけないと思っていること
- 今集中して取り組んでいること
といった様々な雑念が出てきます。
瞑想ではこういった雑念が浮かんでいることに気が付いたら、その雑念とはお別れし、再び呼吸に集中するということをやるのです。
本当に悩み事が多いときにはそれこそ無限ともいえる数の雑念が出てきますが、次々と出てくる雑念を片っ端からサヨナラしてきます。
この気付きの訓練が肩コリ、つまり肩から首にかけての体の緊張や硬直に気づきやすくなる訓練になるのです。
ポチャナンダ
イカ太郎
次はそこについて話していくね。
緊張や痛みに気づき緩和させる訓練を瞑想を通してできるから
ヴィパッサナー瞑想の「ヴィパッサナー」という言葉は古代インドの言葉で「観察」を意味する言葉です。
つまりヴィパッサナー瞑想というのは「観察する瞑想」という意味なのです。
ポチャナンダ
瞑想中は全身をくまなく観察していきます。
具体的なこんな感じ。
この時、部位によっては緊張していたり硬直していたりすることに気がつくことがあります。
この際にそのコリや痛みがどんな感覚なのだろう?と観察するのですが、不思議なことに呼吸しながら観察していると自然と緩んでくるのです。
イカ太郎
- 雑念に気づく
- コリや痛みを観察する
この2つの瞑想プロセスがあるゆえに、たとえばデスクワークをしていても
「あれ?肩のこの部分に力が入っているぞ?」といち早く気づくことができ、
「じゃ観察して緩和させるか」という具合に解除することができるのです。
これが瞑想によってできるようになるから肩コリにならなくなるんじゃな。
デブッダ
瞑想には肩コリ改善意外にもメリットがいっぱい!
瞑想のプロセスが肩コリにどうして効くのか?という話をしてきましたが、瞑想の効果はそれだけではありません。
他にも日常生活を送る上で直面しがちな問題を予防できるような素晴らしい効果がいろいろあるのです。
イカ太郎
ポチャナンダ
嫌なことを言われてもダメージを受けづらくなる(ストレス耐性)
たとえばこれ。「嫌なことを言われた時」
自分の中のコンプレックスだったり、単純にひどいことを言われた時。
以前の僕はその嫌な感情が引き金になって、頭の中にネガティブな言葉がグルグル回って同仕様もありませんでした。
しかし、毎日の瞑想を通して、
- ネガティブな雑念に気づく
- サヨナラする
という訓練を繰り返しているため、いざ日常でそういった状況に陥ったときも、ネガティブな思いに囚われることなくサヨナラできるようになったのです。
これができるようになるためには日常的に瞑想する習慣を手に入れる必要があります。
しかし苦しい状態をキープすることがなくなるなら安い時間投資だなと感じています。
ポチャナンダ
今やるべきことを優先できるようになる(集中力)
「本当は宿題をやらなきゃいけないのについついyoutubeを見てしまう」
「本当は今日中に終わらせなければいけない仕事があるのに、ついついtwitterを見てしまう」
インターネットが普及して誰もがスマホで簡単にコンテンツを楽しめるようになったために、本来やるべきことに集中しづらい状況が生まれやすくなりました。
ポチャナンダ
- 宿題を終わらせる
- 宿題のあとにゲームを楽しみたい
と思うのなら、とっとと宿題を終わらせてゲームを楽しむ時間を確保すべきです。
分かっちゃいるけど誘惑に負けてしまう。
誘惑があるとなびいてしまうのも人間のサガですよね。
イカ太郎
誘惑を雑念と置き換えればわかりやすいでしょう。
たとえ誘惑が湧いてきても
「今はこれをやらなきゃいけない時間なんだ、ごめんね」と言って、誘惑にサヨナラできるのです。
普段から瞑想を通して雑念にサヨナラをする訓練の賜物といえます。
夜スムーズに眠れるようになる(安眠)
不眠に悩む人は多いです。
僕自身は長期に渡る不眠にはなったことがないのですが、人から不眠の相談を受けることがあります。
以前同じように不眠の相談を受けた時、ちょっとした瞑想セッションを通してアドバイスをしたことがありました。
友人Yさん
その結果、不眠から脱出することができたという報告を翌日受けることができたのです。
友人Yさん
眠れなくなるのは頭が動いてしまって体が休む体制に入らないから。
瞑想では次々に湧いてくる雑念にサヨナラし、体の中を観察することで緊張を解いていきます。
その結果、布団に入ると自然と体が休む体制に入るのだと思われます。
ポチャナンダ
イカ太郎
眠るためにウンウン唸るくらいなら、布団から出て静かに瞑想をしてみるといいよ。
どのくらいの時間瞑想したらいいの?
実際にやってみるとわかりますが、最初は3分でも長く感じます。
次々と湧いてくる雑念のせいでなかなか呼吸に集中することができません。
しかし生活し、仕事をしていれば雑念が湧いてくるのは当たり前。雑念が湧いてくるのは問題ありません。
この目的を達成するまでのプロセスは以下のようになります。
2.雑念が湧かなくなる
3.体の観察開始
4.緊張や痛みを観察し解除する
5.全身に感覚がうまれ深いリラックス状態
最初は最後のリラックス状態に到達するまでに長い時間がかかると思います。
30分で到達できればラッキー。1時間くらいかかるかもしれません。
しかし瞑想を続けていくうちに
- 雑念に気づきやすくなる
- スムーズに雑念とサヨナラできるようになる
- 体の感覚が生まれやすくなる
といった変化が出てきます。
ヴィパッサナー瞑想合宿では「朝晩毎日1時間ずつ瞑想する」ということを推奨されます。
ポチャナンダ
しかし目的が「日常をより快適にする」というライトなものであればそこまでガッツリやる必要はないと僕は思っています。
慣れてくれば毎日朝晩15分ずつ。ちょっとしっかりやりたい時は30分ほどやれば十分だと思います。
イカ太郎
デブッダ
どんな風に瞑想を始めたらいい?
ここまで読んでくれたなら、瞑想を実際にやってみたいと思っていることでしょう。
僕は「瞑想をやってみたいです」と言ってくる人には瞑想セッションという形で、瞑想の考え方などを説明しながら一緒に瞑想をしたります。
その時に話していることを下記のページにまとめたので参考にしてみてください。
イカ太郎
そのための方法は瞑想だけでなく、運動や温泉につかるといった方法でも代用できます。
自分なりの方法を見つけて楽しい毎日を送ってくださいね!
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