はじめての宿坊体験 – お寺の宿がどんなものなのか分かった裸足お遍路24日目

 

こんはんば、イカ太郎です。

今日は野宿じゃありません。

宿に泊まっています。

お寺に付属している宿、宿坊ってやつです。

 

今日泊まっているのは37番・岩本寺の宿坊

(画像はHPから借用しました)

 

場所的にはこのあたり。

高知の中心街と足摺岬のちょうど真ん中あたりですね。

 

宿坊には初めて泊まりました。

お遍路中一度くらいは泊まってみてもいいかなと思っていたので、ちょうどよかった。

 

結論から言うと「すごく居心地がいい」

よくぞここまで清潔感を出せるなぁという印象。

シンプルな素材構成にして、仏教的なアクセントをつけて、徹底的に掃除すればこんな感じで居心地よくなるのかなぁ?

自宅もこんな感じになるといいな。

 

 

宿坊の中

まずは各エリアをお見せしますね。

玄関に入るとこんな感じ。

 

雑多なやつらがお出迎えしてくれます。

にゃおー。

 

部屋はこんな感じ。

すっきり清潔。明るい。

 

廊下。

じゅうたんの感触が足の裏に心地よいです。

 

こんな素材でした。

この素材上質なやつなのかな?

普段じゅうたんの上歩かないから新鮮。

 

水場。

シンクも蛇口も新品みたいにキレイ。

 

お風呂場とランドリーは一緒の場所にあります。

 

男湯はこんなかんじ。

 

写真には写ってないけど、左側には洗い場が4つ。

右側には洗い場と別でシャワールームが2つ設置されています。

必要十分。

やはり清潔感がある。

 

今日は宿泊客が少ないので素泊まりのみ受け入れでした。

だから今晩は使われないけど、普段はこの食堂も使われる。

 

堂々とした黒いテーブルと椅子がカッコいい。

ここでお遍路さんたちは旅の経過を話し、憩うんだね。

 

とにかく何度も言うようですけど、清潔感がある。

そして静か。

凛とした雰囲気。

引き締まる感じが好きな人はきっと合うと思います。

僕はここ大好きです。

 

掃除がめちゃくちゃ行き届いてる

宿坊の中を歩き回っていて特に感じるのは掃除レベルのハンパなさ

レベル高い!

どの宿に泊まっても、大抵は部屋もトイレもお風呂も隅の部分に埃があったり、汚れが放置されていたりするものじゃないですか。

そういう汚れが全然ないんですよ。

新築か!って言いたくなるくらいキレイ。

だからといってケアをしている人の数が多い印象でもない。

中高年のおばちゃんが3人くらいで面倒見ている感じ。

必死に掃除ばかりしている感じでもない。

不思議だ。

ちょっと聞いてくる!!

 

(宿のおばちゃんに聞き込み中)

 

聞いてきました。

受付をやっていたリーダー格のおばちゃんに。

 

掃除のレベルが高いわけ

基本的には2人で面倒を見ているそうです。

朝は宿泊者が出て行ったあと2人応援が来る。

通常の日は合計4人でケア。

繁忙期にはたくさんの応援がくるらしい。

10人くらいで各部屋をキレイにし、料理を作ると言ってました。

 

  ものすごくキレイだから聞きにきたんですけど、どうやってやってるんですか?

って聞いたら、

  ふつうにやっているだけですよ?

とおばちゃん。

やってる本人にしてみれば当たり前のことなんですね、このレベルの高さでも。

これは質問が悪かった。

ちょっと変えてみよう。

 

  部屋も水場も隅っこまでキレイになってるじゃないですか。ああいうところも毎日拭いているんですか?

とイカ太郎。

  そうですけど?

とおばちゃん。

当たり前じゃないですか、って顔。

 

これ、何を聞いてもこんな感じなるわ。

そう思いました。

当たり前ですけど何か?

って返ってくるだけ。

 

すごいわ。

このレベルを当たり前にできるってすごすぎる。

 

頑張ってたらできないよね。

力んでたらこのレベルの仕事はできない。

疲れちゃう。

毎日やることだから続かない。

 

「ふつう」のレベルが高いこと。

それがこの宿の掃除レベルが高い理由だということが判明しました。

拍手!!

 

こういう高いレベルの仕事を自然にできちゃうこの宿坊内の日常に、ちょっと興味が出たイカ太郎なのでした。

 

宿坊に泊まろうと思ったわけ

この宿坊には11時半くらいに飛び込みで宿泊のお願いをしました。

午前中に。

  本当はチェックインは15時からなんですけどいいですよ。

と快諾してくれました。

 

なぜそんな早い時間に歩くのをやめたのか?

 

ドーン!

台風みたいになってたんですよw

 

で、この状態なのに、来る人たちが、

  このあと午後からもっと凄くなるらしいですねー。

って言っているのを聞いて、

今日のこの後の予定を考えたんです。

 

このあと10km歩いて佐賀温泉こぶしのさとっていうお風呂に行ってのんびりして、そのあともう少し歩いて野宿という予定。

  どうしよう?

今日の野宿場所見つかるかな?

見つかったとしてもあのグチョグチョに濡れた寝袋で大丈夫なのかな?

また今朝みたいなこんなことや、

 

こんなことになるのかなぁ?

とか想像していたら、

 

歩きお遍路のおっちゃんがやってきて、

  今日は無理やわ。ワシ、ここに泊まる!

って言って、奥の建物に吸い込まれていった。

 

  宿坊か!

 

直感的に泊まったほうがいいと感じました。

  体験としてもいいし、お風呂にも入れるし、寝不足も解消できる!

 

というわけで泊まることにしたのでした。

 

グータラして過ごす

今日は9時過ぎにブログも書き終えていたから、あとは完全フリータイム!

  やったー!

と浮かれた僕は近場のスーパーでどっさり食べ物を買ってきた。

  今日は好きなだけ食う!

で、食い散らかした。

 

すごい量でしょ?

朝までにこれを食うつもり。

 

お腹いっぱいになったら気絶した。

3時間爆睡。

 

起きたら3時過ぎだった。

メチャクチャすっきりしてた。

久し振りによく眠れた。

 

で、外に出てタバコを吸いながら瞑想していたら、

  この宿坊のことを記事にしよう!

と思った。

そしてさらに

  明日から3日間不食お遍路してみよう!

と思った。

なんか企画モノみたいで面白そうだ。

「10日間気ままに食べていた男は、3日間絶食しながらお遍路を歩き続けることができるのか!?」

みたいな。

 

というわけで今に至ります。

 

ただ今20時16分。

 

このあとは今話題の「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」でも読んで眠りたいと思います。

 

おやすみなさい♡

 

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