イカ太郎
僕は今でこそ緊張しなくなりましたが、かつてはひどく緊張する性格でした。
人前で話したいくせに、いざ話そうとすると怖くて仕方なくなる。
学生の頃は目に見えて緊張していて、人前に出ると声が震えちゃうほど。
そんな緊張ばかりしていた僕でしたが、今では緊張をほぐすことができるようになりました。
緊張しても、そこから抜け出すことができる。
今回はそんな僕の経験から生まれた緊張を解く方法をお伝えします。
デブッダ
- 緊張している自分を認める
- 「緊張して得することなんて何もない」とつぶやく
- 本気で呼吸に集中し、妄想と決別する
目次
まずは緊張の正体を知ろう
緊張を解くには、そもそも緊張がどうして起こるのかを知っておく必要があります。
緊張の正体が分かってないのに緊張を解こうとしてもうまくいきません。
では緊張とはなんなのか?
緊張とは「頭が暴走することによって起こる体の変化」です。
- 悪いイメージが頭に浮かぶ(頭)
- 悪いイメージが頭から離れなくなる(頭)
- 心拍数が上がり、体がこわばる(体)
こんな流れで起こるのです。
つまり緊張を解くカギは最初のステップである「頭の暴走を止めること」にあるのです。
緊張を解くための基本的な考え方
ポイント1:体に意識を向ける
緊張状態から抜けられなかった頃の僕は、緊張した時こう考えていました。
「緊張するな、緊張するな!」
しかし、そう思えば思うほど緊張は高まっていきます。
そして緊張を抑えるために深呼吸などのテクニックを使い始める。
でもうまくいかない。
なぜなのか?
意外にもその理由は「真剣に深呼吸してないこと」なんです。
どういうことかというと、
深呼吸しながらも失敗した時のイメージなどをしている
思い当たる節ありませんか?
緊張をほぐしたかったら、深呼吸に集中しないとうまくいきません。
余計な思考は捨て、緊張を解くために深呼吸だけに集中するのです。
デブッダ
でも頭が暴走しているときは、なかなか体に意識が向けられません。
そのために必要なのが2つ目のポイント、「考えを変える」なのです
ポイント2:考えを変える
とりあえず結論から言います。
緊張から抜け出し、身体に意識を向けるために必要なのは、この魔法の問いかけです。
「緊張して何の得があるの??」
深呼吸する前に自分にこの言葉で問いかけましょう。
この問いに気がついてから僕の緊張しがちな性格はひっくり返ってしまいました。
緊張するのは
- 失敗したくないから
- 恥をかきたくないから
です。
でも緊張すると失敗しやすいんです。
緊張すると失敗しやすいから恥をかくんです。
失敗と恥の起点は緊張なんです。
緊張をしても失敗や恥を避けるためには1ミクロンもプラスに作用しません。
ここまで
- 「緊張して得することなんて何もない」とつぶやく
- 本当に呼吸だけに集中する
と緊張を解くための2ステップを紹介してきましたが、最後に最も大切なステップをお伝えします。
ポイント3:緊張している自分に気づき、認める
緊張している自分を認める
これが最も大切なステップです。
緊張している自分を許すのです。
「人間だからしょうがないよね」
そうつぶやくことで、肩の力が抜けます。
そして浅くなっていた呼吸がスッと深くなるのです。
緊張してもいいんです。
人間だから弱さはあって当たり前。
大切なのはその弱さとどう付き合うか。
「自分は弱いんだ」と認めることで強くなれるように、「自分は緊張している」と認めることで緊張から解放されます。
緊張をほぐすその他のテクニック
今説明した緊張をほぐすための基本的な考え方を踏まえた上で、
これから紹介する世間でよく使われているテクニックを知ると腑に落ちると思います。
どれも五感や身体意識を必要とするものばかりなんです。
その場でコッソリできること
- 深呼吸
- 手の香りを嗅ぐ
- 薬指をにぎる
どうですか?
どれもこれも身体意識を必要とすることじゃないですか?
深呼吸というのは数ある方法のひとつでしかないので、この中から自分好みのものを選び、
「緊張したらこれをやる!」
とひとつ決めておくといいです。
1番効果の高い方法をみつけていきましょう。
その場でコッソリはできないけど効果絶大なテクニック
急に緊張が襲ってきた時には先ほどあげたテクニックを使えばいいのですが、
慢性的な緊張の場合にはこれらの方法が有効です。
- 散歩
- 筋トレ
- ランニング
- 自然のあるところへ行く
この間、何も考えない。
「今この瞬間」に意識を集中する。
足の感覚、頬を撫でる風、土の香り、鳥のさえずり、
五感に意識を向けることで、頭の中のモヤモヤは取れやすくなります。
自然のもたらす効果に関してはこの本を読むといいでしょう。
人間の脳をリラックスさせるメカニズムについて分かりやすく説明されていています。
筋トレに関してはこの本がオススメです。
不思議なタイトルですけど、非常に納得できる内容でベストセラーとなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これが緊張しがちだった僕を変えた緊張をほぐす3ステップです。
- 緊張している自分を認める
- 「緊張して得することなんて何もない」とつぶやく
- 本気で呼吸に集中し、妄想と決別する
これができれば緊張を楽しむことができるようになりますよ。
コメントを残す