昨日友達が瞑想スペースに来てくれました。
デブッダ
ポチャナンダ
「最近メンタルが不安定なので瞑想に触れてみたい」ということだったので一緒にやってみたのですが、今日はその時のことをお話ししようと思います。
ポチャナンダ
イカさん
目次
ガイド瞑想をする前の下準備がプラスに働く
あまりにも共通言語がないとスムーズに進められないので、来る途中フェリーの中で最近の記事を読んでもらいました。
読んでもらったのはこの7本です。
到着してお茶をしながら近況を交換。
そのあとガイド瞑想をやったのですが、スーッと入っていけたんですね。
来る直前にしっかり準備したことで、瞑想を受け入れるモードに入っていたからだと思いました。
イカさん
デブッダ
ガイド瞑想は初めての人が瞑想状態を体験するのに適している
瞑想を本格的に学びたいならヴィパッサナー瞑想合宿で10日間のコースを受講するのがいいと僕は思っています。
本を読みながらマインドフルネスをやってみたり、お寺の坐禅講座に参加したりと2年間独学でやっていた僕がこの合宿に参加したとき「今までの瞑想はなんだったんだ!?」と思ったからです。
デブッダ
でも「瞑想をやってみたいからとりあえず10日間コースに行こう!」という流れをお勧めません。
なぜならなんの情報や経験もなく参加してしまうとこのコースの素晴らしさが分からない可能性があるからです。
ポチャナンダ
つまり独学なりある程度の瞑想経験がある方がコースの価値がわかるということです。
ポチャナンダ
車の運転を例えにするとわかりやすいと思います。
免許を持っていない人が高級スポーツカーに乗り、隣で運転方法を教えてもらいながら運転したとしましょう。
「えーとアクセルはここ」
「これがブレーキで…」
とかやりながら運転します。
下手くそながらも運転しますが、怖いし速いしでスゴさが分からないと思うんですよね。
でも免許を持って何年か運転している人が高級スポーツカーに乗ったとしたらどうでしょう?
最低限の運転知識はある。
自分の車の運転経験もある。
今までの運転体験との違いがわかりますよね。
スゴさがわかるわけです。
これは瞑想合宿にも同じことが言えると思っていて、自分なりに瞑想経験をもったうえで参加したほうが瞑想合宿の価値がよくわかると思うのです。
ガイド瞑想は初心者が陥りがちな雑念の壁を越えやすい
なのでとりあえず本を買ってくるなり、坐禅教室にいくなりして自分なりに手探りで瞑想の世界に入ってみてほしいんですよね。
僕が最初の一冊としておすすめしているのがこれです。
本格的な瞑想ではないけど、カジュアルに瞑想を始めるにはとても良い本だと思っています。
イカさん
僕も本を読みながら始めたほうなんですけど、最初は目を閉じて呼吸に意識を向けようとしても雑念がすごいんですね。
呼吸に意識向けようと思うのに
- 心配事
- 気になっていること
- 今取り組んでいること
- このあとの食事
など瞑想と関係ないことが次々と浮かんできて邪魔をするわけです。
この最初の壁をこえることができないと瞑想で頭の中がサッパリするという経験につながらない。
そのため
「瞑想って何がいいの??」
ってなってしまうことが多いと思うんです。
ポチャナンダ
でもガイド瞑想ならそうなりづらいです。
ポチャナンダ
目をつぶってもらって声のガイドを聞きながらやる瞑想です。
- ゆったり呼吸しながら呼吸の仕組みを説明
- 体の中の部位を順番に見つめてもらう
- 各部位にある感覚に気づいてもらう
- 眉間に感じる光が脳を癒す感覚を体験してもらう
- 全身が一体となった感覚を体験してもらう
- 呼吸が楽になる感覚を体験してもらう
- 呼吸が楽になると体が楽で安心感があることを体験してもらう
こんなことをやっています。
ポチャナンダ
最初は慣らし運転で15分ぐらい。
そこまでうまくいったなら本番で40分くらいやります。
ポチャナンダ
ガイドに従っているうちに深い瞑想に入っていくのでそんなに長く感じないようです。
今まで30人くらいと一緒にやってきましたが、うまくいかなかった人は5人くらいです。
ポチャナンダ
「瞑想をやってみよう」という前向きな準備が整っていなかったり、極度にストレスを抱えている場合には難しい印象があります。
なので、ガイド瞑想をやるときには受け入れる状態になっているかどうかを見極めるようにしています。
ポチャナンダ
「1人でやっていたときは雑念があったんだけど、今日はガイドの声に集中したから雑念がでなかった」と言ってました。
そういう感想多いです。
心が楽になるので涙が出てくる人も多いですね。
そういう姿を見るとやってよかったなと思います。
ポチャナンダ
いただいたことはありません。
一緒に瞑想した人から多くの恩恵をいただけるからです。
瞑想後のキラキラした笑顔は僕も幸せになりますし、実をいうと僕自身もガイドをしながらかなり深い瞑想状態に入れるのです。
1人で瞑想している時とはまた全然別の感覚。
エネルギーが一緒に瞑想している人との間で巡り高まっていくような感覚です。
この感覚になると一緒にいてくれることへの強い感謝の念が生まれるんですよね。
それが嬉しくて希望があればガイド瞑想をやっています。
ガイド瞑想後に一緒に見た動画がよかった
昨日一緒にやった友達はかなりいい体験ができたようだったので、将来的にはヴィパッサナー瞑想合宿にいくのもアリだなと思いました。
それで思いついたのがヴィパッサナーの10日間コースをアメリカの刑務所で実施したときのドキュメンタリーを見ることでした。
YouTubeでは字幕なしのものが無料で見れます。
でも日本語字幕はないので、僕は協会が発行している日本語字幕つきのDVDを購入しました。
これを一緒に見たのです。
ポチャナンダ
舞台となっているのは殺人罪の囚人ばかりのアメリカの刑務所。
ここで10日間コースが行われた時の映像と受刑者や看守たちの感想がつづられています。
ポチャナンダ
自分と向き合うことをしてこなかったが故に自分の人生を台無しにしてしまった受刑者たち。
そんな受刑者たちが瞑想コースを受けたあとに憑き物が取れたみたいないい顔をしているんですよね。
その笑顔にはウソがないことがよく分かるんです。
「こんな凶悪犯の心がコースを受けることでこんなにも変わるのか!」
と驚くので「10日間コースってものすごいのかも…」って自然に思えます。
僕がコースの良さをああだこうだ言うよりはるかに説得力があるのでおすすめしています。
イカさん
デブッダ
友達の感想を見るのが楽しみ
昨日はそんな1日を過ごしたわけですが、帰りがけの友達の笑顔が素敵で今でもジーンと心が暖かくなっています。
瞑想を通じてこんな感動的な時間を共有できることがなにより幸せに感じます。
「瞑想スペースで人と瞑想したの初めてだから感想ほしいんだけどお願いできる?」
そう聞いたら快く引き受けてくれて詳しい感想を送ってくれました。
この下に載せていますのでぜひ読んでみてください。
僕の瞑想スペースの雰囲気やガイド瞑想のイメージの助けになるかと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
じゃ今日はここまでです。
イカさん
友人がくれた感想【瞑想を体験してみて】
今回ペアプロ瞑想(勝手に命名)をしてみての感想をまとめました。
ペアプロとは2人で1つのコードを書くプログラミング手法で、1人で書くよりもバグが少なく良質なアイデアのコードが書けると言われている。
なんだか長くなってしまったので、瞑想をやってみて起こった変化を先にコメントします。
瞑想体験後の変化
- 呼吸がすごく楽になった。深く息ができてるような感覚
- 落ち着いた感覚が続く。心が穏やかな感覚
- 感覚の感度が上がったような状態。普段気づかないようなことに気づく
- 普段電車で寝ることはないのだけど、帰りの電車で寝落ちしまくりました
- 夜も爆睡
詳細はこの後で。
事前準備(文章で概要把握)
まず、事前に瞑想に関連する記事を教えてくれていたのでフェリーの移動中になんとなく、瞑想を続けていくとどんなことが起こえるのかがわかった。
個人的な体験ベースで書かれているのですごく腑に落ちた。
実際これらの記事を読んでいるうちにすでに自分の気持ちが整っていくというか、気持ちが楽になる感覚がありました。
瞑想前
完成が見えてきた呼吸の家に入って、久しぶりに雑談。
目に飛び込んでくるすべてのものがなんとうか、落ち着く感じで穏やかな雰囲気で、すごく落ち着ける感じだった。
淹れてくれたコーヒーの香りがよくてリラックスしていた。
瞑想中(1回目)
目を閉じて指示に従いながら瞑想。
目を閉じているのではっきりとはわからないけど、こちらの状況を把握しながら、適切なタイミングで指示を出してくれていたように思う。
体が透明になっていくような感覚や、何かしら存在を把握した場所に意識を向けるとその部分がジンジンと暖かかくなるような感覚があった。
外から聞こえてくる小鳥のさえずりとか、すごく心地よくて自分がこの場所と一体となっているような感覚を体験。
瞑想後の気づき
呼吸がとても楽になっているのに気づいた。
呼吸すると腹の深い部分まで息が入ってくるような感覚。
熟睡した後の朝の目覚めた後のような感じ。
心はすごく落ち着いているけど、頭はすっきりしている感覚。
瞑想の後、栗まんじゅうやコーヒーをいただいたけど、すごく美味しく感じた。
なんというか味覚の解像度が上がってるような感覚。
瞑想中(2回目)
瞑想を始めた時に、最初あまり集中できなかった。
というのは、先程食べた栗まんじゅうの味がまだ残っていてその味を楽しむことができたから。
しばらく経過するとそういうこと気にならなくなっていった。
2回目では指示のとおりに意識を向ける先を切り替えていったので、その指示に集中しつつ行っていった。
2回目のほうが長かったとのことだけど、感覚的にはそんなに長くは感じなかった。
散歩
その後で裏の山に散歩に行って階段を登っている時、足がしんどくなったのだけど、その時驚いたのは、足のしんどさを感じる感度がすごく高いという感じだった。
すごく辛いというわけではないけど、ただ足の辛さの解像度がすごく高くなっていた。
意識を向けた先の何かを感じる感覚がすごく鋭くなってるような感覚。
あとは息をたくさん吸えてる感じがして、体と心が軽くなったように感じた。
今日(翌日)
昨日の体験を忘れないうちに反芻しようと思って朝起きたときに一人で取り組んでみた。
昨日のようにはすんなりといかなくて15分ぐらいで一旦終了。
静かに取り組める環境も大切そう。
感覚が残っているうちに、猫がいない部屋でまた後で取り組んで見ようと思う。
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