かつては躁鬱気質&豆腐メンタルだった僕ですが、今は心が乱れてどうしようもないということはなくなりました。
瞑想を続けて3年目くらいから変化が出始め、5年目くらいで「何があっても大丈夫」となった感じです。
ポチャナンダ
別に超人になったわけでも悟りに達したわけでもなく、
- 心と体の仕組みがわかってきた
- 心と体の状態を常に観察できるようになってきた
ということができるようになったからです。
デブッダ
なので、今日は心が乱れなくなるのはどうしてだろう?という点をできる限りわかりやすくお話ししてみようと思います。
目次
心と上手に付き合うことは車との付き合いに似ている
ちょっと想像してみて欲しいんです。
ある男性ドライバーがいます。
彼は免許を取ったばっかりです。
車を走らせることはできますが、
- 車がどういう仕組みで動いているのかわからない
- 車のどの部分にどういうパーツがあるのかわからない
- 車の異変がどういうものかわからない
こういう状態です。
こういう人が運転しているときに車が止まってしまったらどうなります?
ポチャナンダ
デブッダ
ですよね。
でも心が乱れちゃった時っていちいち心療内科で電話します?
ポチャナンダ
せいぜい知り合いに相談って感じじゃないですか。
でもその知り合いって的確にあなたの状態って把握できます?
デブッダ
そうなんですよね。
そしていくら心療内科のプロの先生だって、あなたの感じていることをそのまま感じることってできないんです。
だから表情や体の状態から推測したりヒアリングして検査していくわけですよね。
じゃ逆にこういうドライバーだったらどうでしょう。
- 車の異変にいち早く気づくことができる
- 車の仕組みを知っている
- 自分である程度直せる
車が傷む前に気づくし、もし異変が起こっても原因がわかるから全然慌てないんですよね。
瞑想を続けていくと到達するのはこんな感覚です。
- 変化にいち早く気づく
- 状況把握がすぐにできる
- 対処方法がわかる
こういう状態になるので慌てなくなるんですよね。
瞑想者は心に異変が起きたときどう対処できるようになるのか?
車の知識と経験が増していくまでは「何が起こっても大丈夫!」とは思えないように、心に関しても熟達するまでは「何が起こっても大丈夫!」とはなりません。
でもある時点までくると急に「何が起こっても大丈夫!」と思えるようになります。
それがよく言う「常に気づいている」という状態です。
ポチャナンダ
「常に気づいている」とはどういう状態か?
「常に気づいている」って瞑想初心者の人が聞くと「悟りに達した人?」って思っちゃうと思うんですが全然そんな高次元の話ではありません。
- 常に自分の体の感覚を感じている
- 体の中で起こった変化に気がつく
- 心の動きがあったときに気がつく
こういう状態。
心と体に常時センサーが向いているので、小さな変化にもいち早く気がつく状態です。
僕の場合はこの状態になるのにけっこうな時間が必要でした。
- 1時間の瞑想を毎日朝晩続ける
- 3年目くらいから気づきのレベルが上がってくる
- 5年目にはいつでも気づいている状態になる
という流れでした。
だから今でもたまに自分の心の悪いクセが出てしまって不適切な発言をする時があるんですけど、
- 発言したあとの微妙な心と体の動きに気づく
- その後の状態を観察する
- 安らぎの呼吸になるまで待つ
ということができるためめちゃくちゃ悪い状態にはならないんですよね。
ポチャナンダ
大きな動揺を伴うような外的な要因が起きたときにはどうなるのか?
ポチャナンダ
少なからず動揺はします。
でも以前のように「なんだこの心の不安定さは!?」「どうしたらいいんだ!?」とはなりません。
- パニックにならなければ最小限の動揺から大きくなることはない
- この動揺がずっと続くことはない
- 時がすぎるのを待とう
僕の場合はこんな感じで対処します。
最近ちょっと人間関係で動揺することがあったのですが、3週間くらいじーっと心と体を観察していたら状況は好転し、その人ともとてもいい感じに戻りました。
デブッダ
瞑想は一生使える便利な道具
これが瞑想を続けていった結果到達する心が乱れない仕組みです。
ここまできちゃえば一生使えるセンサーが体に移植されたといってもいいと思います。
完全に身についた習慣なので、何があっても大丈夫なわけです。
僕がずっと躁鬱体質だったのも豆腐メンタルだったのも、瞑想と出会うために設定された神様の采配だったように思います。
この恩恵をできるかぎりわかりやすく躁鬱や豆腐メンタルに困っている人に伝えること。
これが僕の使命なのかもしれません。
なので、ちょっと瞑想やってみようかなと思った人はぜひこの本を読んで見てください。
瞑想のやり方は多々ありますが、最初に大切なのは頭でっかちにならないこと。
考えすぎて行動できなくなっちゃう状態にならないことだと思います。
その意味でこの本は非常にカジュアルでわかりやすく一歩目を出すことができる本です。
これを読んで「ちょっと瞑想っていいかも…」って思えた人はこの本を読んでみて欲しい。
これは僕が絶望のどん底にいた時に救ってくれた本です。
心のことがワケわからなすぎて迷子になってた僕に道筋を見せてくれた本。
豆腐メンタル脱却の第一歩を歩ませてくれました。
ポチャナンダ
ここまできて「瞑想本格的にやってみたいかも!」と思ったら世界中で瞑想が広がるきっかけになったヴィパッサナー瞑想合宿に参加してみてほしいです。
日本には京都と千葉に瞑想センターがあるんですが、10日間の合宿で瞑想の基礎がバッチリ身につきます。
ポチャナンダ
デブッダ
イカさん
平日は毎日ブログ書いているので明日もまた書きます。
イカさん
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