イカ太郎
2020年になりましたね。お正月は楽しめましたか?
僕は年越し後の早朝4:00から奥さんと2人で草加健康センターへ行き、「あけおめロウリュ」のサウナを楽しんできました。
元旦にも関わらず、草加健康センターのロウリュ信者の人たちが詰めかけていて、広いサウナ室なのにすし詰め状態で笑いましたww
イカ太郎
そんなわけでスッキリした気持ちで1年をはじめたいと思い、1月2日の夜から7日間の断食をスタートしたのです。
今回はその一日一日の動画を紹介しながら動画では伝えきれなかった部分までまとめ、最後に8つの感想をお伝えしようと思います。
目次
断食の日々の様子
今回の断食中に口に入れていいとしたものは以下の通り。
- 水
- 塩
- 無添加野菜ジュース
結局野菜ジュースは肉体労働をした2日目に念のため1本飲んだものの、あんまり必要ない感じでした。
イカ太郎
体型はこのくらい変わりました。
毎日体組成計に載っていたので、この変化が数値的にはどのくらいか分かります。
- 体重:66.5kg → 61.65kg(-4.85kg)
- 体脂肪率:17.4% → 12.5%(-4.9%)
- 体内年齢:36才 → 30才(-6才)
- 筋肉量:52.2kg → 51.1kg(-1.1kg)
ではこうなるまでの7日間についてお話します。
1日目:順調
前日の夜18時にピザを3切れ食べたところからのスタート。
スーッとスタートできました。
いつもなら断食初日は
- 頭痛
- 血糖値が落ちる事による空腹感
がくるのですが、全然ありませんでした。
その代わり、通常だと3日目くらいから起こる耳の鼓膜が張って聞こえづらくなる症状が早くも起こってました。
イカ太郎
とはいえ体調は非常によく、食べたいという気持ちにはなりませんでした。
なんでこんなにスムーズにいったのかな?と思うんですが、「1週間断食したい!」という気持ちが蓄積していたからだと思います。
1週間の断食したのは3年前のこの時以来です。
この記事でも書いてますが、1週間も食事を摂らないと家庭内の雰囲気は悪くなってきます。
毎日毎日パパがご飯を一緒に食べないのをイメージしてみてください。
ちょっとイメージできました?
これが1週間も続くのだから当たり前ですよね。
でも僕は3年かけて「パパはご飯を食べない日がある」というのを家庭内に浸透させるようにしてきました。
1日断食や2日断食、3日断食などを何度もやったのです。
なので今回の断食は満を持してのスタート。
そのおかげもあって、今回の1週間断食は家庭内の雰囲気も悪くなることなく「まぁいつものパパの奇行ね」程度で済んだのです。
ちょっと話はそれましたが、
「何が何でもやりたい!」
という気持ちが今回の断食のスタートをスムーズにしてくれたのだと思います。
2日目:超順調
2日目は友達とやっているYouTubeチャンネル「高波注意報」の撮影の日でした。
山奥で小屋を作っているのですが、この日は小屋の断熱材を敷き詰めたあと、正月だし粘土で焚き火台でも作って2019年の振り返りと2020年の展望でも話そうということになりました。
イカ太郎
お正月だし、焚き火トークしよう【前編】粘土で焚き火台を作るの巻
それほど激しい肉体労働ではないですが、高いところへ登ったり降りたりする作業が発生するので念のため無添加野菜ジュースを飲んで望みました。
ジュースのおかげなのか焚き火の心地よさのおかげなのか、体を動かした爽快感によるものなのかわかりませんが、結局この日も頭痛も発生せず、体もダルくならず、初日に起こっていた耳が聞こえづらくなる症状も起こりませんでした。
快適そのものの日となりました。
3日目:ダルさと冷えと塩
2日目までは非常に順調な滑り出しでしたが、3日目の朝はダルさが出てきました。
低血糖によるダルさです。
朝は前日同様に高波注意報の撮影をして、午後は作業しました。
ダルいし、なんといっても寒い!
この寒いという症状は断食中にはありがちなことなのでしばらく放っておいたのですが、我慢できなくなった時、以前読んだ本のことを思い出しました。
「確か塩には体温を上げる効果があるって書いてあった…」
そこでさっそくオフィスのキッチンに行って塩を2つまみほど舐めてみたのです。
これが効果てきめんでした。
寒さとダルさが一気になくなったのです。
この経験は断食を何度もやってきた僕にとっても大きな発見でした。
どうして「水と塩」断食なのかが分かったのです。
「断食に塩は欠かせない」という大切なことを学んだ1日でした。
4日目:断食のコツを語る
この日は地元から75kmほど離れたコワーキングスペースまでドライブしました。
3日目はちょっとダルさと冷えが来たものの、結局のところは想像以上の順調さ。
4日目以降は何をYouTubeで見せたらいいんだろう?と思っていました。
塩が効くことも分かってしまったため、この日も体調は万全なので断食のドラマ感は全然ありません。
そこで思いついたのが、これまでの僕の断食経験を語ったり、これから断食をはじめたいと思っている人にメッセージを送ろうということでした。
どんなことについて話したかざっと列挙すると
- 断食がラクにできるようになったワケ
- 断食成功のコツ
- 断食のメリットいろいろ
- 視力回復について
- 頭がクリアになることについて
- メンタルに与える影響について
といったところです。
それぞれを詳しく説明してしまうと長くなってしまうので、この記事では割愛します。
ロングドライブ先のコワーキングスペース(千葉県いすみ市にあるhinode)では集中して4時間仕事をしました。
本当に快適に仕事できる場所なので、みなさんにもぜひ行ってみてもらいたい場所です。
5日目:突然の疲労と温泉
この日は起きることが困難なほどの疲労感を感じた朝でした。
4日目まで毎日早朝に前日の動画を編集&アップし、当日朝に撮ったものを軽く編集。それが終わってからひと仕事して娘を保育園に送るという日々を送っていました。
しかし朝のタスクが膨大過ぎて大変だったので、前日のうちに当日分の動画をアップしたら楽になるんじゃないか?と思って、いつもなら18時半位には切り上げるのに、8時過ぎまでがんばったのです。
これが大失敗だったのだと思いました。
これほど疲労を感じていると仕事もまともにできません。
こういうときは僕はいつもスーパー銭湯に行きます。サウナや温泉に入ってから仕事して、また疲れたらサウナに入るのです。
サウナと温泉のおかげで疲労感はだんだん抜けていきました。
ただお風呂の水圧が空っぽのお腹にダイレクトにくるので、横隔膜が押し上げられ、呼吸がちょっと苦しいという側面もありました。
断食中は温泉よりもサウナや寝湯が適しているなぁと思った次第です。
仕事もおかげでしっかりできました。
疲れも取れたのでさぁ帰ろうと車に乗ってドライブしていると異変を感じました。
強烈な冷えを感じるのです。
朝からまったく塩を摂っていないためでした。
家に帰ってから急いで塩を摂って眠りました。
しかしなかなか寒さが収まらないまま6日目を迎えることになります。
6日目:もっとも強烈な冷え
結局この日は朝から強烈な冷えに襲われます。
1月だからというレベルではありません。
むしろ今年は暖冬なので暖かいくらい。それなのに寒くて仕方ない。
塩が効かないのかと思いましたが、とにかく多めに多めに塩を舐めました。
するとしばらくすると冷えが収まってきました。
これは推測なのですが、前日丸一日塩を摂らずに温泉に入ったことで体内の塩分が失われすぎたのだと思います。
だから本当は前日夜に寒さを感じた時点でもっと多くの塩を舐めておくべきだったのです。
冷えを感じたら冷えがなくなるまで様子を見ながら塩を摂る
今後はこれを意識しようと思います。
この日は障害がもう一つありました。
前日・前々日はドライブをしていたので、作業時間は限られていましたが、この日は一日オフィスにいました。
しかし飲み物もお湯だけで、昼ごはんも食べず、おやつも摂らない。
この状態だとずーっと休憩などないのです。
ちょっと体を動かしてみたくらいでは退屈で仕方ないのです。
断食は退屈との戦いという側面があります。
睡眠時間が短くなることもあるので、一日がとても長くなるのです。
もし1週間断食をするときにはやりたくてたまらないゲームや本やマンガでもなんでも、やりたいことをしっかり集めて望んだほうがいいです。
今回の断食では普段のタスク+YouTube撮影&編集+遠征と盛りだくさんだったので、この日以外退屈さを感じることはありませんでした。
この日も遠征したほうがよかったなと今は思います。
7日目:至福のとき
5日目・6日目は夜になると体が強烈に重くなり、動くのがおっくうでたまりませんでした。
いつもなら8時か9時に寝るのですが、動くのがつらいので7時すぎに寝るようになってました。
7日目はこの体の重みをずっと感じていた日でした。
でも遠征の予定があったのです。
85km先の千葉県東金市まで行き、
- 友人の作っているコワーキングスペースを見て
- 彼の友達の小屋暮らしYouTuberに会う
というちょっと楽しい予定です。
朝のうちにタスクを終わらせ出発。
ダルさに襲われながらの運転なのですが、飲むことも食べることもできないし、排泄するものもないのでノンストップで85kmを往復しました。
小屋暮らしYouTuber・吉田克也さんとの時間はそんな疲れを吹き飛ばしてくれるほどのいい時間でした。
穏やかでのんびりとした雰囲気で、一緒にいるととても癒やされるのです。
しかも僕は今、高波注意報で小屋を作っていますから、僕らがやっていることの先につながっている人とも言えるのです。
小屋の中を見せてもらい、最後には友人と3人で瞑想セッションをしました。
イカ太郎
断食中は体の感覚が鋭敏になっているため、瞑想をちゃんとやると効果が倍増します。
このときもまるでサウナに入った後のような心地よさにつつまれました。
結果こんな笑顔になったのです。
再びドライブして帰ってきたときにはぐったりしてましたが、まもなく終わりだということもあり、楽しく断食明けの食事の準備をしました。
そして7日ぶりの食事。
このときの様子をYouTubeで見た方からこんなコメントを頂きました。
「究極の飯テロ動画ですね!」
自分ではよくわかりませんが、他人が見るとそんなふうに見えるのかと新鮮に思いました。
最後のエンディングはぜひ見てみてもらいたいです。
断食を終えて思った8つのこと
これが7日間の詳細です。
断食は何度も何度もやってきましたが、やるたびに発見があるので面白いです。
美容・健康・メンタルヘルスにいいだけでなく、発見という好奇心を刺激する効果もあるのです。
最後に僕が今回感じたことを列挙して、この記事を終えたいと思います。
1.自己肯定感上がった
これはいつも感じることですが、やっぱり今回も鮮烈に感じましたね。
なかなか日常暮らしていると自分を肯定できるきっかけってないじゃないですか。
でも7日間やりきったという体験は強烈に自分を褒めることができます。
「自分はダメじゃない」
自信を失っているときでもこう思えるのです。
2.塩が大事
これはこの記事で何度も書いてきましたねw
でも今回は強烈に感じました。
今までは冬じゃなかったから、我慢できていたのかもしれません。
でも冬にやるなら塩は必須です。
冷えを感じるとすぐにダルさがやってきて、体が動きづらくなってきます。
塩と水だけ断食中は「ちょっと摂りすぎかな?」くらいでちょうどいいかもしれません。
3.野菜ジュースいらない
2日目に1本、念のために飲んだ野菜ジュースでしたがいりませんでしたね。
塩を摂っておけば十分だったと思います。
次やるときは野菜ジュースもなしでやると思います。
4.意外と睡眠時間が短くならなかった
3年前に3週間の1日1食と1週間の断食を同時にやったときには、睡眠時間が2時間とか1時間とかの日がけっこうありました。
でも今回は毎日6時間以上眠ってました。熟睡です。
この違いはなんなのだろう?という疑問がちょい残りました。
5.夕方の多幸感は1日一食だと来るっぽい
夕方の多幸感という言葉をこの3年間けっこう使っていましたが、今回はあの強烈な多幸感は来ませんでしたね。
きっと1日1食の時に感じていたものだったのだろうと思うようになりました。
1日1食は夜の食事だったので、夕方になれば低血糖のピークが毎日きます。
これが夕方の多幸感を生んでいたのではないか、これが現時点での考えです。
6.断食中に本気で瞑想すると効果がすごい
これは去年の2月に3日間の断食をしていた時に分かっていたことなんですが、今回再確認した感じです。
前回は「瞑想を体験してみたいです」と言われたので、何人かに瞑想の考え方を説明し、試しに一緒に瞑想セッションをしたのでした。
たまたまその時が僕の断食中とバッティングし、強烈な体験となったのです。
あの時と似た状態に今回もなりました。
断食したら人と一緒に本気で瞑想セッションをするのはいいなと思った次第です。
7.やっぱり食べるって楽しい
僕は断食や不食実験を通してこういう結論を出しています。
食の本質はコミュニケーションと喜びの享受である
この結論は今のところ、まったく変わらずにいます。
食の本質は栄養補給じゃないのです。
- 喜びを体内に取りこむこと
- 人とのコミュニケーションの最高の道具になること
これこそが食べることの本質。
だから食べる時に喜びもなければ、人とのコミュニケーションを楽しむ要素がなければ、極論食べなくてもいいんじゃないか?と思うのです。
8.断食は前のめりな人間ドックかもしれない
これは今回初めて思ったことです。
人間ドックって自分の体の状態がどうなっているか定期的にチェックするためのものじゃないですか?
結果がOKならいいけど、人間ドックをやったところで治るわけじゃないんです。
でも断食なら体と心の不具合を修正してくれる効果があります。
これを定期的にやれば人間ドッグなんていらないんじゃないか?と思ったのです。
ちょっと極論に偏りすぎているので、人間ドッグ ✕ 定期的な断食、これって最強のソリューションかもな〜などと思った今回の1週間断食だったのでした。
イカ太郎
デブッダ