去年から夢日記をつけています。
イカさん
きっかけはこの本でした。
著者は過去生なんて1ミリも信じていないゴリゴリの科学者です。
そんな彼が患者の心の治療のために退行療法を行なっていました。
デブッダ
ポチャナンダ
この彼が「その苦しみの原因となった時点まで戻ってください」とざっくり暗示をかけた時に患者が過去生に戻ってしまう…
というお話からスタートします。
ポチャナンダ
ゴリゴリの科学者である彼は患者の話す過去生を本当のこととは思えないのですが、あることをきっかけにどう考えても否定することができないという結論にいたります。
そして前世療法を使うようになるんですが、科学者としての信用を落としかねない療法であるゆえに学会に隠し続けます。
しかし多くの患者に前世療法を使い、その効果を実感するうちに「この技術を自分だけが持っているのは人類の損失ではないか」と考えるようになり、学会で発表する決意をするのです。
そして思い切って発表したところ、「実は私の患者でも起こっています」「私も前世療法を使っているんです」という精神科医が続出し、過去生の存在が精神医学の世界に広がるきっかけになったというのです。
ポチャナンダ
そんな著者が患者に勧めているというのが夢日記なのだそうです。
前世療法をしている患者が夢日記を書くとカウンセリングがうまくいく反面、夢日記をさぼっているとうまくいかなくなるというようなことも書いてありました。
それでなんでも試してみたいマンの僕は夢日記をつけ始めたのです。
今日はそんな夢日記をつけたことで気づいたことについてお話ししたいと思います。
目次
夢日記をつけ始めたころ
夢日記をつけるまでは夢を何も覚えていない日がデフォルトでした。
ときどき「夢を見たなぁ」と思い出す日があるくらい。
しかもその夢が何なのか覚えていることは1ヶ月に1回あればいいほう。
そんな状態でしたが、「夢日記をつけるぞ!」と枕元にノートとペンを置くようにしたら、毎日夢に気づくようになりました。
ポチャナンダ
一度書き出した夢は1ヶ月経っても思い出せる
最初はどう書いたものかわかりませんでしたが、寝ぼけながら覚えていることをせっせと書いていました。
ときどき書いたものを読み返したりしていました。
その方が夢と夢がつながるようになるかなぁと思って。
するとびっくりするくらい覚えているもんなんですよね。
一度紙に書いた夢は1ヶ月くらい経ってもはっきり思い出せるんです。
ポチャナンダ
もしかしたら夢は脳の中では大切な情報なのかもしれませんね。
意外と早い時間から夢を見ている
あと気づいたのは夢は案外早い時間から見ているということ。
それまでは寝起き前のレム睡眠の1時間くらいが夢の時間なのかと思っていたんですよね。
ポチャナンダ
でも夢日記をつけ始めたら夜中の1時くらいに目が覚めることが何回もあったんです。
夢を見ていることに気がついて起きて「えっ!まだ1時?」ってなり夢の内容をノートに書いてまた寝る。
するとまた3時くらいに夢で目が覚めるって感じ。
もともと朝までぐっすり眠るタイプだったのに意外な変化でした。
デブッダ
一晩に4本くらい夢を見ている
そんな日々を続けてわかったのは、だいたい夢は一晩に4つくらい見るなということでした。
ポチャナンダ
とはいえ全部をしっかり覚えていてノートに書くということはできなくて、せいぜい覚えているのは2つくらい。
残りの2つは「なんだったかな〜、覚えてないな〜」という感じなんですが、「あと2つくらいあった」というのは覚えているんですよね。
夢日記を書きやすい夢・書きづらい夢
ノートに書きやすい夢と書きづらい夢があるというのも発見でした。
ストーリーのように話にしっかり流れがある場合は書きやすいんですが、時々シーンの断片みたいなものがずっと続くような時があり、そういう時は「何を書いたらいいんだろう?」となります。
イカさん
夢の中で夢日記をしっかりと組み立てるものの…
あと夢日記を書くようになって変わったのは寝ている時の脳の使い方。
夢と夢の合間にそれまでに見た夢をしっかり記憶しようとしていることが増えました。
「えーと最初にこうなってこうなって、そのあとこうなって…」みたいなことを夢の中で考えているのです。
それがいつのまにか起きてノートを書いているような気分になり、「よし!もうバッチリ書いたぞ!」と思って目が覚めたら当然ノートは白紙…
「くっそー!書いてなかったんかーい!」
ってなってましたね。
イカさん
過去生らしき夢を見はじめる
そんな夢日記をずっとつけている間思っていたことがありました。
「過去生の夢を見ることってあるのかなぁ?」
数ヶ月は過去生っぽい夢を見たことはなかったんですが、ある日それっぽい夢を見ました。
乾燥した地域のレンガづくりの家、その家の扉を開けると中は土間。
中には誰もいなくてシーンとしているのですが、空気の匂いを感じるほどリアルだったのです。
ポチャナンダ
そしてその小屋のような家から出ると丘の上に馬に乗った白人風の人たちがいて、近づいてくるんです。
「えっ!もしかして聞いたことない言語で話しかけられちゃう?やば!超楽しみ!」
と思っていたら、
「こんにちは!」と信じられないくらいはっきりした日本人女性の声が聞こえました。
「なんで日本語やねーん!」ってズッコケました。
ポチャナンダ
でもこの夢を見た時「これ過去生と関係あるのかもしれないな」と思ったのです。
どうして過去生だと思うのか?
なんでその夢を過去生だと思ったかというと、それまで見てきた夢と全然違うんですよね。
それまで見てきた夢は人や場所はいろいろ現実とは違うものの、今世での経験の延長という感じがあったんです。
でもその夢はまったく今世の自分の経験とも無縁な感じで、自分の感情ともあまりリンクしていないんです。
あまりに異質だったので、もしかしたら…と思っているのです。
ポチャナンダ
日本軍にいる夢も見た
その後に見た過去生っぽいのは軍隊系ですね。
日本軍と思われるなかに自分がいるというもの。
斬首刑の練習として刀を振らされる様子を空中から見ていて、最後本番として小さい男の人が引っ張られてきて「えぇ!マジでやるの???」ってなって目が覚めました。
ポチャナンダ
ほんとですよ。
連れて来られる男の人の怯えている様子があまりにリアルで耐えられませんでした。
目が覚めてよかったです。
アトランティス時代?レムリア?みたいな夢も見た
あとはちょっとかなりスピ寄りな話ですけど、アトランティス時代とかレムリア時代なのかもしれないという夢も見ました。
映画アバターみたいな世界が広がっているんです。
近未来でもなく、現代でもなく、不思議な建築様式の世界を僕は自由に飛んでいるんですよね。
僕はゲームは全然やらないで育った人だからファンタジーの世界観というものは脳の中にほとんどないはずだと思っているので、意外すぎて「なんなのこれ???」ってなりました。
デブッダ
夢日記をつけるようになって思ったこと
夢日記をつけたことで思ったのは以下のようなことです。
夢を覚えているほうが調子がいい
これは個人的な傾向かもしれませんが、夢を覚えている時って昔から調子いいんですよね。
逆に夢を覚えていないときって現実に追われている時で余裕がないときが多い。
夢日記で強制的に夢を覚えるようにした結果、脳に余裕が生まれた気がします。
ポチャナンダ
夢の中の自分は感情に忠実
5年くらい前から悪夢を見ることはなくなったのですが、時々感情が乱れるような夢を見ることがあります。
起きている時には怒らないようなことで怒ったりするんです。
こういう夢を見ると「俺本当はこういう執着まだあるんだなぁ」と思いますね。
ポチャナンダ
悪夢を見ても瞑想で整えれば暮らしが悪化することはない
そんな心乱れる夢を見た朝は呼吸が浅く、気分もよくないです。
仕事に追われていた時やストレスを抱えていたころは毎日こんな感じで目が覚めていたんでしょうね。
あのころは瞑想をする習慣もなかったからその感情のまま起きて仕事にいっていたと思うんです。
当然そんな気分をひきづっていますから、いい1日のスタートにはならずハッピーとはいえないことを誘発していたんじゃないかと思います。
ポチャナンダ
でも今は毎朝1時間瞑想をします。
瞑想をしたあとは呼吸が楽になり、とてもハッピーな状態になります。
夢は想像以上に現実の感情に影響を与えるので瞑想を覚えてよかったなぁと思いました。
夢の解像度が上がっていったら何が起きるんだろう?
そんな感じで僕が夢日記をつけてから気づいたこと・思ったことを書いてきました。
これからも続けていくつもりなので、1年・3年と時間が経ったら今と何か変わるのかな?という楽しみがあります。
明らかに続けるごとに夢の解像度が上がってますし、それまで体験したことのない夢を見るようになっているので何か起こることは間違いないだろうなとは思っています。
これを読んで夢の解像度を上げたいなと思った人はぜひ試してみてください。
最後にひとつ紹介したい本があります。
外国で書かれた本なんですが、夢の中で夢に気づけるようになった人が友達と協力して明晰夢を再現するための方法を研究した本です。
この本の中に書いてあることで面白かったのは、
- 「夢の中で夢に気づく!」と宣言すると明晰夢を見やすい
- 3時間くらいで一度起きてその後もう一度寝ると明晰夢を見やすい
などの具体的な方法でした。
僕もたまーに明晰夢を見ることがあって、自分の意志で体を動かしたり、物に触れたりするとめちゃくちゃ楽しいので大好きです。
明晰夢に興味のある人はぜひ見てみてくださいね!
じゃ今日はここまで。
イカさん
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