このタイトルは昨日の夜に興奮しながら書きました。
ポチャナンダ
まんが道の6巻を読み終わったところで「こんなまんがを読めて幸せだ〜!」と思ったのです。
ポチャナンダ
でもなかなかないですよね。
ここまで感動するまんがって。
今まで心の底から感動したまんがは以下の3つです。
- スラムダンク
- ツルモク独身寮
- なにわ友あれ
ポチャナンダ
ですよね。
スラムダンクはバスケ漫画の金字塔なので知ってる人は多いものの、他の2つは知る人ぞ知る作品でしょう。
デブッダ
ツルモク独身寮は高校を卒業し家具メーカーの組立工として就職した青年が主人公。
家具デザイナーになると夢見て入社したものの、会社での日常を送るうちに少しずつ夢を失っていきます。
「このまま作業員として一生を終えるんだろうか…」
そんな思いでモヤモヤしながらも独身寮に住む様々な人たちとの濃密な人間関係の中で自分の道を見つけていく物語です。
「人生いろいろ」
このまんがは独身寮に住む人たちの生き様にもフォーカスしていて、「どんな形であれ人生は素晴らしい」と思わせてくれる作品です。
デブッダ
ポチャナンダ
なにわ友あれは平成の始めに大阪の環状高速で公道レースをしていた走り屋チームの物語。
作者は実際にそのメンバーだった人でその時の体験を元に描いています。
デブッダ
このまんがは徹底的にリアルに描かれていて、まるで自分がその時代その場所に生きたかのような気持ちになります。
公道レース・ケンカ・窃盗・事故死などダークな人生を描きつつも、
「正しさってなんだ?」
「生きるって何だ?」
「死ぬって何だ?」
「人間関係って何だ?」
といった生きるうえでとても大切な問いに答えのようなものを見せてくれる本当に素敵な作品です。
この作者・南勝久さんの最新作「ザ・ファブル」も本当におすすめで、
「仕事ってなんだ?」
「愛って何だ?」
という問いを持っている人にはぜひ読んでもらいたいです。
デブッダ
なんで先にこれらの漫画を紹介したかというと、「まんが道」もこれらと同じ自伝的物語だからなんですね。
ポチャナンダ
ドラえもんの作者・藤子不二雄が2人組なのは知ってますか?
- 藤子 F 不二雄
- 藤子不二雄 A
この2人のコンビ名が藤子不二雄なのです。
ポチャナンダ
デブッダ
「ドラえもん」の作者は藤子 F 不二雄。
藤子不二雄Aは「忍者ハットリくん」「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」などの作者として有名です。
この藤子不二雄Aが自分達のマンガ家として歩んだ半生を描いたのが「まんが道」
手塚治虫が日本中の子供たちを虜にした戦後の時代に藤子不二雄がいかにして漫画家となったかが描かれています。
ポチャナンダ
圧倒的な情熱です。
藤子不二雄Aがモデルとなっている主人公・満賀道雄は
- チビ
- 力がない
- 卑屈
- 見栄っ張り
という非常に内向的な性格の男の子なんですが、絵を描くことが得意。
1人ではすぐに諦めてしまうし怠けてしまうのですが、藤子F不二雄のモデルである才野茂と出会ったことによって変わっていくんですね。
自分の弱さに向かいあったときに弱さを認め、変わろうとする。
その結果本来持っていた「絵を描くのが好き」「漫画が好き」という才能がどんどん花開いていく。
漫画にひたむきに取り組むことで運も開けていく。
しかもこれが実話であるということが読む人を奮い立たせるわけです。
ポチャナンダ
藤子不二雄は才能に恵まれていましたが、手塚治虫と出会わなければきっと普通の漫画家して終わったと思います。
でも誰よりも努力する天才・手塚治虫の姿を見たことで低いレベルで自惚れることなく頑張り続けられたんですね。
人より秀でた部分は誰もが持っているものですが、低いレベルで賞賛され満足したり自惚れてしまうと才能が閉じてしまうように思います。
僕自身も今まで何度もうまくいきかけて自惚れたり調子に乗って自分からチャンスをフイにしてきました。
だからこそこの漫画を読んで感じるものがあったんですね。
ポチャナンダ
そんなことはないと思います。
好きな人は好きだし、全然興味ない人は興味ないと思います。
でもこれを読んで興味が出たならきっと良い出会いになると思うので読んでみてほしいです。
ポチャナンダ
あります。
これです。
手塚治虫のプロダクションで長年メインアシスタントをしていた伴俊男さんが手塚治虫の半生を漫画化したものです。
これを読んでおくと藤子不二雄が育った時代の背景がわかるし、同じ時代を生きていた漫画家たちの背景がわかるので「まんが道」を何倍も楽しめるようになると思います。
デブッダ
今でも漫画家たちは途方もない熱量で作品を作り続けていますが、戦後の漫画家たちの熱量とは比較にならないような気がします。
好きを仕事にすることには大きなリスクが伴います。
それを乗り越えるのはやっぱり熱量。
情熱が途方もなく大きいからこそ大きなリスクを乗り越えられるのでしょう。
まんが道の2人がいいのは熱量だけで乗り越えるスポ魂ものではないところ。
非常に堅実な面もあり、チャンスがきても飛びつかず、いったん冷静に考える時間を取ったりします。
それはきっと彼らが実際に歩んだ道。
道が開けるにはどういうスタンスでいると良いのかという多くの人が持っている疑問にも答えてくれるでしょう。
- 人生に迷っている人
- 自分の弱さと向き合いたい人
- 好きを仕事にしたい人
そういう人たちにはぜひ読んでもらいたい作品です。
僕は最初この本を図書館で借りたんですが、「瞑想スペースに置いておきたい!」と思ったので思い切って全巻ポチりました。
「さすがに買うのはちょっと…」
そう思ったらぜひ僕の瞑想スペースに読みに来てくださいね。
じゃ今日はここまで。
イカさん
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