初めて喫茶店に入ったのは高校生の初デートの時でした。
今でも存在している「珈琲館」というチェーン店が僕の住んでいた町の駅前通りにありまして、そこでブレンドコーヒーを頼んだのです。
僕は砂糖を入れたいと思いました。
テーブルの横にあるガラス瓶を振って砂糖を入れます。
そして一口飲む。
とんでもない味がします。
「なんだこれは!?」
僕は砂糖ではなく、塩を入れてしまったのです。
「塩を中和しなければ!」
そう思って隣にあったビンから砂糖を入れます。
するとあら不思議。
さらにクソまずい味になりました…。
デブッダ
コーヒーの焙煎の話ですよ。
初めての喫茶店経験が最悪だったのにも関わらず、僕はコーヒーが大好きになりました。
「夏でもホットコーヒーのイカさん」と言われていたくらいです。
家でもハンドドリップで淹れていて、楽しいモーニングタイムを過ごしています。
そのくらいコーヒー好きだと、焙煎もやりたいと思うようになるんですよね。
初めて焙煎をやろうとしたのは15年くらい前。
珈琲問屋という生豆とコーヒー器具の専門店で焙煎網を買った時でした。
でも全然うまくいかなかったんですよね。
どうしても炭みたいに焦げてしまう。
ネット検索を知らない時代だったので、「焙煎ってクソ難しい…」と言って諦めました。
「焙煎しなくても焙煎済みの豆を買ってきて、ミル挽きするだけでいいや」と思ったのです。
イカさん
そんな焙煎の挫折から10年以上が経って、去年僕は瞑想スペースのためにちっちゃなボロ家を買いました。
「ここに来た人にのんびり過ごしてもらいたい」
そして「コーヒーを焙煎できるようになりたい」と再び思ったわけですね。
なにせボロ家を調べながらセルフリノベしたくらいですから、焙煎くらい楽勝だろうと思ったのです。
イカさん
さっそくYouTubeでコーヒー焙煎の動画を探しました。
「手網焙煎は難しい」という思い込みがあるので、「もっと簡単な方法はないかな?」と思って見つけたのがこの動画です。
ポチャナンダ
小型のお鍋なんです。
普通の。
ポチャナンダ
時間はかかりますね。
僕の場合は200グラム焙煎するのに20分〜30分かかります。
でも初めてこのやり方で煎ったとき、普通に店で売っているのと変わらないような出来栄えだったんで驚愕しました。
イカさん
デブッダ
デブッダ
イカさん
何回かハゼる音がしたら、一旦火を止めて、
- 蓋を開けて蒸気を逃す
- 蓋を戻す
- 鍋を振って豆を撹拌する
というのを繰り返します。
イカさん
そしたら再び中火に点火し、
- 5秒待つ
- 鍋を振る
を繰り返します。
するとまた、
- 煙が出てくる
- 豆がハゼる音がする
このあとは、
- 長く煎り続ければ深煎りに
- 早く火を止めれば浅煎りに
と自分の好みで時間を決めていきます。
ポチャナンダ
YouTubeの先生はなんて言うかわかりませんが、僕はいいと思います。
むしろ2回とは言わず3・4回に分けた方がいいくらいです。
ポチャナンダ
水分をしっかり飛ばした方が美味しいなぁと気づいたからです。
おそらくYouTubeの先生は商売でやっているので、できる限り工数と時間を減らす方法を取っているのでしょうが、僕はそういう制約はありませんから時間をかけられます。
それで試しに4回くらいに分けてやってみたんですね。
すると豆の水分がしっかり抜けて鍋を振った時に「カラっ!カラっ!」と乾いた豆の音になるんですね。
この乾いた音の時のほうが美味しいんですよ。
ポチャナンダ
YouTubeの先生の言う通りにやっていた1年は気づきませんでした。
でもある時フタを開けたら焙煎が好みのところまで到達してなかったんですね。
それで再度フタをして追加焙煎してみた。
それでもまだ足りなくて追加焙煎。
完成した豆を家で淹れてみたらそれまでより断然美味しかったんです。
デブッダ
ポチャナンダ
amazonの松屋珈琲という店で買っています。
- コロンビアスプレモ(中米・コロンビア)
- ブラジルサントス(南米・ブラジル)
- モカシダモ(アフリカ・エチオピア)
- マンデリン(東南アジア・インドネシア)
- キリマンジャロ(アフリカ・タンザニア)
- グアテマラ(中米・グアテマラ)
あたりが最初はいいと思います。
ポチャナンダ
十分すぎるほどに高品質だと思います。
スーパーに売ってる挽いてあるコーヒーの粉よりはるかにいいと思います。
ポチャナンダ
生豆は冷暗所に置いておけば何年も持ちます。
焙煎すると酸化がどんどん進んでいきますが、生豆の状態なら全然悪くならないので大丈夫です。
イカさん
ポチャナンダ
お湯を淹れるポットをこだわると美味しいと思います。
このポットに満タンでマグカップ1杯ちょうどのコーヒーが淹れられます。
イカさん
あとは
- 深煎りの時はお湯の温度をちょっと冷ます
- 浅煎りの時が熱湯で
お湯の温度を意識するともっと美味しく淹れられるので試してみてくださいね。
じゃ今回はここまでです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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