イカ太郎
瞑想では「呼吸と姿勢が大事」と言われます。
それは間違いない事実です。
ポチャナンダ
でもちょっとしたコツを知れば姿勢は大幅に良くなります。
大切なのは実は呼吸より姿勢です。
姿勢が良くなる
↓
呼吸が楽になる
↓
瞑想のクオリティがアップする
こういう順番になっているのです。
というわけで今日は僕が瞑想を毎日続けるなかで見つけた姿勢を整えるコツについてお話しします!
目次
そもそもなぜ姿勢が大事なのか?
本題に入る前にちょっとだけ大切なことを話させてください。
それは姿勢を良くする目的です。
目的もなく地面に穴を掘り続けるのはシンドイです。
でも例えば「この下に財宝が埋まっている!」と思いながら掘れば自然と掘り続けられます。
良い姿勢を維持するためにも同じように目的意識が必要です。
ポチャナンダ
内臓を圧迫しないので気持ちが明るくなる
試しに姿勢悪く座ったり、良い姿勢で座ってみたりしてください。
イカ太郎
そして両方の姿勢で内臓の感覚を観察してみてください。
するとこういう違いに気がつくはずです。
みぞおちのあたりに横隔膜があるのですが、姿勢が悪いと内臓がみぞおちのあたりを圧迫している感じを受けるはずです。
そのみぞおちの圧迫感が姿勢をキレイにすると消えます。
ポチャナンダ
人の感情は頭で作られると思われていますが、実は感情を作るのは体です。
もっと厳密に言えば内臓です。
例えば嫌な人に会った時はこのような流れで感情は作られます。
嫌な人を五感で知覚
↓
体が反応(お腹が痛くなる)
↓
お腹が痛い状態を脳で判断
↓
嫌だなぁという感情が生まれる
姿勢を良くすることには気持ちを安定させる作用があるのです。
ポチャナンダ
横隔膜が下に下りやすくなるので呼吸が楽になる
上の図でも示したとおり、姿勢を良くすると横隔膜は自由に動きやすくなります。
すると肺も思う存分広がることができるようになるのです。
肺が広がりやすくなればより深い呼吸ができるようになります。
姿勢を良くすることはこのような流れで呼吸を楽にしてくれるのです。
イカ太郎
ポチャナンダ
イカ太郎
姿勢を整えるコツ
瞑想といえばブッダ。
ブッダの座り方といえばこれですよね。
僕も瞑想を始めたころはやってました。
最初はものすごく痛かったです。
でも慣れるとできるようになってきます。
イカ太郎
結跏趺坐の良いところは半跏趺坐やあぐらと違って自然と骨盤が立つこと。
でもやっぱり結跏趺坐は瞑想の最初に痛みが伴います。
半跏趺坐(片足だけ膝に乗っける)だと骨盤が立つ効果があまりないし。
イカ太郎
ポチャナンダ
そんな違和感を感じている時期にコレに行きました。
千葉と京都で開かれている10日間のヴィパッサナー瞑想合宿。
10日で100時間瞑想するこの合宿では座り方は強制されません。
フリースタイル。
座り方を調整するものはたくさん用意されていて、自分なりに工夫して1日10時間座っても疲れない方法を模索するのです。
この合宿で模索しまくり、終了後も模索しまくった結果行き着いた僕なりのコツが以下の3つです。
- 骨盤の下の2点に上半身をスッと載せる
- 首を少し後ろに傾ける
- 2つの道具を使う
イカ太郎
骨盤の下の2点に上半身をスッと載せる
肛門の両サイドを押してみると上の図のように2か所の骨が飛び出ていることが分かると思います。
この2点の上に上半身をキレイに載せる。
これが1つ目のコツです。
イカ太郎
首を少し後ろに傾ける
骨盤の2点に乗ったら首の角度に意識を向けてみてください。
イカ太郎
頭が前に倒れていると首の後ろの筋肉が頭を引っ張る形になっています。
これだと骨盤の2点の上に頭までキレイに乗れていません。
筋肉を使って支えているので長時間楽に座っていられないので姿勢も崩れてきます。
より楽に頭を背骨に載せようと思ったら頭を少し後ろに傾けると良いです。
これが2つ目のコツです。
2つの道具を使う
ほとんどの人はあぐらで瞑想すると思いますが、あぐらの問題点は2つあります。
- 自然に骨盤が立たない
- 片方の膝が安定しない
この2つの問題を僕は2つの道具で解決しています。
これらをこのように使うのです。
ウレタンレンガ
瞑想用のイスを探していたときどれもしっくり来ませんでした。
僕が求めていたのはこういうもの。
- 骨盤底の2点を感じられる程よい硬さ
- 膝と骨盤の高さがまっすぐになるちょうどよい高さ
- 軽くて持ち運びがラクなもの
なかなかこれだ!というものに出会えませんでした。
そんなある日渋谷の東急ハンズで見つけたのです。
大きさ、硬さ、軽さ、どれも申し分ないものでした。
値段は一つ400円くらい。
これを見つけてからホームセンターなどで同じものがないか探しているのですが、なかなか見つからず。
結局グループ瞑想用に買い足したかった時は東急ハンズまで行きました。
イカ太郎
1kgメディシンボール
これはクッションでもいいのですが、サイズ・柔らかさ・安定感が絶妙なので愛用しています。
普通にあぐらで座ると膝はこのようになってしまいます。
この問題がボールを入れることでこうなるのです。
外出時は重いのでウレタンレンガだけ持っていき、ボールの代わりにタオルなどで代用します。
イカ太郎
デブッダ
まとめ
以上が瞑想中の姿勢を楽にキープするための3つのコツです。
大切なところをおさらいしておきましょう。
姿勢が良いと内臓が圧迫されず呼吸が楽になる
コツ1:骨盤の下の2点に上半身をスッと載せる
瞑想中の姿勢が良くなると30分以上の瞑想も可能になりますし、体に意識が向けやすくなります。
これらのアイデアを参考に自分なりのベストな姿勢安定法を見つけてくださいね!