初めてのショップカードデザイン。おもて面完成までの全過程を公開します!

 

イカ太郎

こんにちは、イカ太郎です

 

先日こんな記事を書きました↓

 

初めて受注したデザイン依頼の内容と心持ちを書いた記事なんですが、少し進展がありました。

今日はその途中経過を報告しますね!

 

こんな人に読んで欲しい
・デザインの仕事に興味のある人
・駆け出しデザイナーがどう考えているのか気になる人
・デザインを依頼する立場の人

 

 

前回記事をサクッとおさらい

今回頂いた依頼は、湘南にあるパン屋さんシールズベーカリーのショップカード作成。

10年来の知り合いのオーナーから頂いたお仕事です。

せっかく僕に依頼していただいたのだから、「満足してもらうまで徹底的にやろう!」

そう思って着手しました。

 

まずはデザインの基礎を書籍で復習。

超定番のデザイン書籍3冊で勉強し直しました。

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そしてオーナーにヒアリング。

得た情報はこちら↓

【SEALSという店名の由来】

SEA(海)AIR(空気)LAND(大地)

 

【与えたい印象】

・楽しそう

・行ったら何かに出会えそう

 

【イメージするキーワード】

・カリフォルニア

・暖かい

・自由な

・親しみやすい

【印刷】は単色

 

まずは思いつくままたたき台を2つ作って提示。

 

そしたらオーナーから連絡が。

オーナーさん

今回のは丸くてかわいい系のイメージだった😋

 

受け取ったときにスタイリッシュ、海とかベタに湘南、爽やかな感情?みたいな感じがいいかな~

 

そんなフィードバックをもらい、もう一度スタート地点に立ったのでした。

イカ太郎

だいぶオーナーのイメージとズレてたみたいだ

 

おもて面が完成するまでの全行程

ここからは前回の記事で書いてない部分です。

 

1.湘南感を打ち出してみる

最初のたたき台の結果、オーナーから

・ベタに湘南

・海

・スタイリッシュ

・爽やか

というイメージをもらったので、

「まずは湘南っぽいイメージにしよう!」

そう思い、画像イメージを探しました。

 

出てきたイメージはこんな感じ。

・ヤシの木

・サーフボード

・海

でもサーフボードだとサーフショップみたいだし、ヤシの木と海だと湘南というよりハワイって感じがしました。

イカ太郎

なんか違う…

 

それでもう一度画像をさがしていたらコイツが出てきたんです。

フォルクスワーゲンバス

 

「これだ!」と思いましたね。

それで作ってみたのがこれ↓

 

MEMO
バスの画像はフリー素材からもらってきました。「vector free」でググるといろいろ出てきますよ。
するとオーナーからはこんな反応が。

 

オーナーさん

おはよー!!
やだ、かわいい😆
しばらくながめてていい😆?

 

なかなか好感触。

気に入ってくれたみたい。

心の中でガッツポーズ。

 

オーナーに許可をとってインスタグラムのアカウントで途中経過をアップして反応を見ていたんですが、コイツはいつも以上に♥をもらえました。

 

2.何個か作ったことでオーナーの頭の中のイメージが立体化してきた

このフォルクスワーゲンバスのデザインはオーナー的にはお気に入りになったものの、実際のイメージしているものとはまだ離れているということでした。

 

クライアントとのデザインワークは

1.ヒアリング

2.作る

3.ヒアリング

4.作る

の繰り返しなんですが、

作ったものがクライアントのイメージに「近づいているのか」「遠のいているのか」

これを確認しながら波に揺られるように目的地に向かう作業だなぁと感じます。

結局この日の夜オーナーとビデオミーティングをし、もう一度やりなおしてみることにしました。

今度はオーナーの頭の中のイメージをラフスケッチでもらえるとのこと。

何個かサンプルを作ったことで彼女の中に欲しいもののイメージが立体化してきたようです。

 

3.もう一度ゼロから

そうして頂いたスケッチがこちら。

 

手書きのイメージをもう少し現実に近くするべくデジタル化します。

 

結局このデザインが一番ピンとくるということだったので、これを掘り下げることにしました↓

 

そしてブラッシュアップの結果できたのがこれ↓

 

でもオーナー的には思い描いていたものとはまだまだズレていたみたいでこんな連絡がきました。

オーナーさん

うーん、
せっかく波に対応してくれたのに、まったく別の出してもいい💧?🙌

 

満足してもらうまでやるつもりなのでまったく問題なし。

イカ太郎

もちろん、遠慮無用!

そう言ってオーナーのさらなる原案を待つのでした。

 

4.さらにゼロから。迷走の予感?

オーナーから届いた原案はこんなものでした。

 

え?

ファミコン風?

 

GOLDEN EGGS風?

 

完全に新しいテイスト。

でも全然自分では思いつきもしない方向だったからこう思いました。

イカ太郎

おもしろい!やってみよー!

 

そうしてできたのがこれ↓

この時からより現実をイメージしやすいように机の画像の上にカードデザインを載せるようにした。

 

これをインスタにアップしてみたところ、反応がよかったのでこう思いました。

イカ太郎

このデザインには人の心に触れる何かがあるにちがいない!

このままブラッシュアップすることにしたのでした。

 

5.迷走するかと思いきや…

この時デザイナーの友人に相談できる機会があったので、今までの推移を見せました。

結果こんなアドバイスをもらいました。

デザイナーの友達

このままだと迷走しちゃう気がします。

クライアントにアイデアをもらった時、どうしてこのアイデアになったのかをちゃんと確認したほうがいいです。

 

確かにそんな気もしました。

このままじゃ迷走しちゃうかもしれない。

作っても作っても収束せず、別のアイデアを試す無限ループに…

 

とはいえ、今回のアイデアはもう進んじゃってる。

次にもし同じループになったらちゃんと確認しよう。

そう思いながらブラッシュアップへ。

 

その結果できたのがこれでした↓

オーナーさん

いい✨
なんか完成度一番じゃない

 

でもオーナー的には

SEALS BAKERYの真ん中のスペースが中央にないのが違和感があったみたい。

SEALSが5文字で、BAKERYが6文字だから真ん中に来ないんですね。

SEALS(このスペース)BAKERY

 

それを解消するために文字をタテに並べてみました。

でもちょっと文字が詰まりすぎてヘン。

 

「それならカード自体をタテにしちゃおう!」

思い切ってタテにしてみたら、、

 

オーナーさん

完成度高い✨✨

 

というわけで、迷走するかと思いきや一気にゴールできたのでした。

何が起こるか分からないものですね。

 

おもて面作成で学んだこと

オーナーとの細かい会話はだいぶカットしていますが、おおむねこんな感じで進みました。

時間的には2週間。

投下した時間は20時間

1万5千円で受けたので、もし裏面完成までにあと10時間かかるとしたら時給換算500円ですね。

学びながら報酬もらえるならありがたいくらいですね。

 

まだ裏面は完成していませんが、これまでの工程で学びになったことがいくつかあったのでまとめておきたいと思います。

 

1.アイデアをひたすら形にしていけば少しずつゴールに近づく

ゴールから遠くなったり近くなったりしながら制作していくのがデザイン。

でもアイデアを思いついたら見える形にしていけば、そこからさらにアイデアが浮かぶのです。

アイデアの数珠をつないでいけば、必ずゴールにたどり着ける

 

大切なのはめんどくさがらずに見える形にすること。

「こうしたらどうなるんだろう?」

そんな好奇心をもって望める人がデザインという仕事には向いているんだろうなと思いました。

 

2.ちょっとした変化もビフォーアフターで比較できるようにする

 

これがメチャクチャ大切だと思いました。

アイデアがいいのか悪いのかは比較しないと分からないです。

なので、

今あるものを修正するのではなく、

今あるものを複製して修正する。

これが大事です。

 

3.ツールの使い方は壁に当たれば自然と学べる

デザインツールとしてアドビのイラストレーターを使っているのですが、今回の作業中に新しい操作方法をいろいろ学びました。

何かめんどくさい工程に当たった時、

「これ、もっとラクにやる方法あるんじゃないかな?」

そう思ってググってみると見事にヒットするのです。

 

壁に当たるたびにこれを繰り返せばドンドンツールの使い方は学べると思いました。

わざわざ先にデザインツールの使い方を学ぶ必要はありません。

 

とか言いながら、昨日イラレ操作に関する本を購入しました。

この本は、あらゆる操作方法が載っているわけではなく、「先に教えてくれよ!」的な便利テクだけが載っている本らしいのです。

これは先に読んでおいたほうがいいですよね。

 

4.クライアントとのコラボレーションによって新しいものは生まれる

自分一人で考えると、どうしても当たり障りのないデザインになってしまいます。

「デザイナーにお任せ」ではおもしろいものは作れないと思いました。

 

クライアントも僕も脳に汗をかいてデザインする。

クライアントはデザイナーが思いもしないアイデアを提供し、デザイナーはそのアイデアを自分のセンスを信じて作る。

その結果、、

最初には想像もしなかったようなデザインに到達すること

これがデザインの醍醐味だなぁと思いました。

これからもこういうスタンスで一緒に仕事ができるクライアントさんと付き合っていこうと思います。

 

裏面制作に続く…

とうわけでショップカードのおもて面が出来上がるまでの過程と、そこから学んだことをまとめてみました。

 

ここからは裏面作成に入ります。

というかすでに入っています。

「現段階ではこんな感じで進んでいるよ」ということを紹介して終わりにしたいと思います。

ではまたっ!

 

1発目。ちょっとかわいすぎだったらしい。

 

2発目。上半分がピンと来なかったらしい。

 

オーナーアイデア投下

 

3発目。まだいろいろピンと来ない部分があるので修正中。

 

つづく…

 

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