食べずに飲まずに生きているブレサリアン達が、どうして生きていけるのか、少しわかった気がした

路上生活者のおじさんとの出会い

今朝はいつもの公園ではなく、渋谷まで出てから公園でタバコに火をつけ瞑想していた。

目を閉じていたら声をかけられた。

「タバコ一本ちょうだい」

目を開けるとおじさんが立っていた。

世間的には路上生活者とよばれる人。

「いいですよ」

そう言って一本あげた。

すると本当に嬉しそうにするので、残りのタバコが3本あったので2本あげた。

「えっ!?いいの!?」

もっと喜んでくれた。

美しき路上生活者

するとおじさんが来た方向とは逆の方向から別の人が現れた。

「おっちゃーん!タバコもらったのかよー!よかったなー!!」

着ているものは汚れているが、キレイな身なりをした若い人。

腰にはスピーカーをぶら下げ、大音量で音楽を流している。

ビートのきいた電子音楽。

とても幸せそうだ。

目が輝いている。

幸せなひととき

そうしてしばし3人で公園で話しながら過ごした。

おじさんは沖縄から出てきて、今は渋谷で暮らし、どこでも好きな場所で寝ているという。

若い方の人はドイツ人とのハーフで、お母さんから中学生のときにもらったというブレスレットをつけていた。

持ち物一つ一つが妙に美しい。

ブレスレットのほかは、革製の小銭入れの美しさに惹かれた。ただものじゃない。

電子タバコ、スマホなども持っていた。スピーカーは完全防水のとてもいい音を出すものだった。

今は代々木公園でキャンプを張っていると言っていた。

僕らは空気を味わい、時間をシェアした。

 

実は昨日から疲労感を感じていた。

疲れが取れない。

水分をあまり取ってなかったからかもしれない。

でもそんな疲れは彼らと話していて吹き飛んだ。

いつもなら6時過ぎにはその公園を離れてカフェに向かう時間だったが、カフェで過ごす時間よりも心が休まるように思ったので、そのまま30分ほど一緒に過ごした。

そろそろ行こうかと思ったので

「そろそろ行くね」

と言った。

 

別れ

2人と握手させてもらった。

おじさんは可愛かったので頭を撫でさせてもらった。

そしたらお兄さんが羨ましがって

「俺もやって〜!」

と言うのでやってあげた。

そしてもう一度握手。

突然お兄さんが叫んだ。

「パワーちゅーにゅー!!!!」

ぼくもやり返した。

「パワーちゅーにゅー!!!!」

おじいさんとももう一度握手した。

「パワーちゅーにゅー!!!!」

歩き出すとエネルギーに満ちた自分がいた。

心があたたかい。

しあわせだ。

人は愛で生きていける

人は簡単に元気になれるのだな、そう思った。

愛の深い人と出会い、時間を共有するだけであれほど疲れ切っていてもこれほど元気なれるのだ。

何を摂取したわけでもない。

食べたわけでも飲んだわけでもなく、ただ話しただけ。

同じ空気を吸っただけ。

食べずに飲まずに幸せにいきているブレサリアン達がどうして生きていけるのか、少しわかった気がした。

人は食べなくても生きていける。

その一端を垣間見た、そんな朝だった。