裸足になってはじめて気づく路面の多様性

 

昨日の投稿を読み返していたら、

裸足で歩く場所は色々あるけれど、みんなどういう思いで歩くのだろう?

どんなふうに感じているのだろう?

と思ったので、今日は「裸足で歩く路面たち」っていうテーマで書いてみようと思います。

 

下の写真は、今朝ぼくが家から駅に向かうまでの間に裸足で歩いてきた路面の写真。

たった700メートル、15分ほどの間だけど、いろいろあります。

アスファルト以外はすべて途中にある公園。

公園が多くのバリエーションを与えてくれます。

ありがたいことです。

じゃそれぞれ見ていくとしますか。

 

 

アスファルト

都市生活者にとって最も身近な路面。

アーシング(大地にカラダを接触させること)やトレイル裸足ランが好きな人の一部や、

まだ裸足経験の浅い人にとっては刺激が強すぎて敬遠されがちだけれども(僕もかつてはそうでした)、

僕は案外好きな路面です。

都市生活者が裸足を愛するなら、好きになった方が裸足をもっと身近に楽しめると思います。

 

そもそも自然ってなんなんだろう?

人が作ったものは本当に自然じゃないんでしょうか?

人が生きること、存在そのものが自然だし、人間の体の中なんてある種の宇宙。

地球にとっては人の作ったものも自然の一部なんじゃないだろうか。

最近はそんな風に思ったりもします。

 

アスファルトにはアスファルトの良さがある

色んなアスファルトがあります。

とても綺麗に舗装されたもの、月日が経ってボロボロになったもの、舗装された最初から大きめの粒で構成されているもの。

裸足になれば、その違いに気づくことができます。

いつも歩いている道からも発見がある。

僕はそんなことを思いながらアスファルトを今日も裸足で歩いています。

 

フィールド・草原

かつて大ヒットした映画に「プリティーウーマン」という映画があります。

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田舎からロサンゼルスにでてきた女優志望の主人公が夢やぶれ、娼婦に身をやつして暮らす中で、何か物たりぬ思いを抱えた大富豪の男と出あい、新たな生きかたに目覚める物語。

 

その映画の中で公園デートをするシーンがあります。

主人公の女性は男に裸足になるようにうながし、男は驚きますが、公園で裸足になってゆったりと本を読んだり、一緒に寝転んだりすることに新鮮な感動をします。

草原で裸足になることは無条件に日常の意識とは違う意識に導いてくれる。

慌ただしい日々を過ごしている人ならなおさらその感覚の違いに驚くことでしょう。

 

足の裏の感覚としても面白い。

大量の情報が足の裏から入ってくる。

露出した土の感触、小さな小石の感触、いろいろな草の感触、草についた朝露の感触。

聴覚では「耳をすます」と言うが、足の裏の場合はなんと言うんでしょうね。

草原の声に足の裏をすます?

頭から体への感覚のシフトがスムーズに行われ、自然と心は穏やかになっていく。

 

草原は優しい

僕が毎朝通る公園には、50メートルほどの草原があります。

小さな草に挨拶をするように歩く。

優しい気持ちが心の中に広がる。

余裕がなかった自分の中にポッと心のゆとりが生まれる。

足の裏にも優しいです。

まだ裸足で歩いたことのない方は草原から始めるのもいいかもしれませんね。

 

公園独特の道

 

僕の裸足ライフの原点。

 

以前の投稿で書きましたが、僕は横浜のみなとみらいで裸足デビューしました。

合わせて読みたい

 

海沿いの綺麗に整備された約3キロの散歩道。

 

裸足初心者に優しい公園でした(もちろん今でもそうですがw)。

3キロの道中には本当にいろいろな路面素材が使われています。

 

素材によって違う触り心地・温度

新鮮なおどろきだったのは、素材によってちがう温度。

路面の材質が変わるたびに足裏で感じる温度が変わる。

 

特に好きだったのは赤レンガ倉庫前のレンガの路面でした。

肌にしっくり馴染むような温度と感触がありました。

そして程よいザラザラ感

路面のザラザラ感は驚くほど心地よくて、裸足に慣れてくれば慣れてくるほどそう感じます。

足の裏に吸い付くような感覚があります。

あなたにとってもっとも馴染む公園の路面素材はどんなものでしょうか?

公園に行って、一番お気に入りの路面を探すのも楽しいかも。

 

森の道・トレイル

僕はまだそれほど経験の多くない路面。

裸足ランニングをする人たちと出会い、今年のかすみがうらマラソンを裸足で走ったり、毎年埼玉県の飯能で行われる裸足ランナー限定のトレイルマラソン大会に参加し、その打ち上げの飲み会で裸足の人たちと交流するうちに、

山を裸足で歩くこと・走ることの魅力を知り、今年の春くらいから鎌倉近辺のトレイルに行くようになりました。

 

とにかく複雑

トレイルの魅力は何と言っても複雑さだと思います。

アスファルト・草原・公園の路面はたいていフラットですが、トレイルは常にフラットではありません。

坂道だったり・下り坂だったり、乾燥していたり・ぬかるみだったり、岩場もあれば、木の根が露出しているところもあるし、落ち葉が積もって地面が見えないところもある。

一歩一歩すべてが単調じゃない。

 

危険と裏腹

ぬかるみに足を滑らせるかもしれない、木の根を思い切り踏んでしまうかもしれない、落ち葉の下にかくれている大きな石を踏んでしまうかもしれない。

そういう危険とも裏腹だから、フラットな路面では要求されないような高い意識が要求される。

僕はそんなトレイルを一歩一歩味わうようにして歩くのが好きです。

特に木の根っこが露出しているところが好き。

根っこが露出している木はたいていは大きく、ゆっくりと大きな木の根っこを踏ませてもらうと、木と対話しているような気持ちになれるのです。

他の人たちから「山を走るのはいいよ」と言われていたので、山というものは走るものだと思っていました。

 

自然の美しさ

しかし、山の魅力は路面だけでなく、景色の美しさもあります。

上を見上げれば葉っぱの間から空が見えたり、太陽がキラキラしていたりするし、見たこともないような植物を見ることもある。

鎌倉のトレイルではリスや変わった鳥などを見かけることもありました。

「走っていたら感じられないことをゆっくり味わいたい」と僕は思いました。

なので、今はぼくは山を歩きます。

 

でも、もしかしたらそのうち山を走りだすかもしれない。

山を走る魅力に気づくかもしれない。

みんながあれほど夢中になるトレイルラン。

走ることでしか感じられない素晴らしい世界があるに違いありません。

 

ビーチ・砂浜

先月6月4日に、九十九里浜マラソン20kmの部に参加しました。

どこまでもまっすぐにつづく九十九里浜の海岸線を、風に吹かれながら走る。

6月にも関わらずこの日は快晴。

30度を超えるような真夏日になりました。

 

体調不良もなんのその

実は数日前から風邪を引いていて、治りきってない状態で走ったのですが、そういう体調不良なんてどうでもいいと思えるほど素晴らしい体験でした。

 

山ほどじゃないですが、ビーチも変化に富んでいます。

波打ちぎわから遠ければ足が沈むほどフカフカだし、波打ちぎわの内側は公園の路面よりもフラットで、石ほどではないけどカチカチと言っていい。

九十九里浜は小さな貝は少なく、大きなハマグリが所々に転がっていました。

 

特筆すべき面白い特徴がビーチにはあります。

超高温になること。

いままでビーチよりも高温になった路面を見たことはありません。

30度を超える気温でガンガンに太陽に照らされて熱くなったアスファルトも、砂浜を歩いたあとでは「冷たくて気持ちいい」です。

あの熱すぎるくらいのビーチを「アチチ、アチチ!」と言いながら歩いてようやくアスファルトにたどり着くと、「生きてるなぁ」って思います。

死んだら感じることはできない。

 

海は本当にステキ

実は最近、湘南の海に週末行って、海に浸かるのが大好きになりました。

海水に浸かって冷えたカラダを熱々の砂浜に転がすと、最初は熱いのですが、その後で熱に包まれるような至福の感覚が生まれます。

上からは太陽が体を包み、下からは砂の熱が体を包む。

すこし大げさに言えば地球と一体になったような感覚

 

毎日そんな暮らしがしたい。

寝転がっている間ずっと思っています。

春も秋も冬も捨てがたいけど、今まさに夏の海の魅力に取りつかれているから、夏がずっと続いてくれればいいのにって思います。

 

終わりに – 裸足は心の制御装置

僕はこんな風に感じながら裸足で歩いたり走ったりしています。

こうやって書いてみて分かりましたが、裸足で歩くことで地面の変化に気づくようになる、そこに裸足の面白さがあるのだと思いました。

単調な毎日が、ただ裸足になるだけで発見の連続になる。

好奇心が刺激される。

好奇心が刺激されれば心は楽しくなってくるもの。

裸足になることで体に意識が移り、最後は心が整ってくる。

 

ある裸足仲間がこんなツイートをしていたのが印象的でした。

 

彼は3人の娘さんを持つパパです。

僕は娘が1人だけだけど、3人もいる彼にとって、家族を養っていくということは僕には想像もできないくらいの責任感を感じているに違いありません。

そんな彼の暮らしを、彼の精神状態を支えてくれているのが裸足であり、一本歯下駄で走るということなのでしょう。

 

このツイートを見た時、うなってしまいました。

 

自分が正気で生きていられる根幹の部分

 

そうなんですよ、まさにそうなんです。

裸足で、足の裏で、地面を感じ、刺激をインプットすることで、自分の行きたくない方向に自分が傾きそうになった時、ハッと我に返れる。

心の制御装置なんです。裸足は。

裸足で歩いたり走ったりする人ならその感覚に共感できる人も多いと思います。

うーん。

いろいろな路面を紹介するはずが、最後は僕にとって裸足とはなんなんだ?ということに行き着いてしまった。

 

そう、裸足とは心の制御装置なんです。

 

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