図々しさは本当に悪なのか? – 話題のブロガー・ほなみんを紹介!

 

昨日、ゴリラと呼ばれたことを人の幸せに繋げた女の子・マルちゃんを紹介した。

関連:ゴリラと呼ばれた女 – ショックを力に変える生き方

これを書いてみて、人にフォーカスをした記事を書くのは面白いと思った。

今までは自分の体験をベースにブログを書いてきたけど、人の体験もブログにできると思った。

 

僕は人のいいところを見つけるのが好きだ。

 

本人も気づいてないその人の良さ。

それが見えたとき、僕は幸せな気持ちになる。

そしてそれを相手に伝えることができた時、相手が驚いたり、嬉しそうな顔を見せてくれるとなんとも言えない幸せな気持ちになる。

 

なんでこんなことを言ったかというと、今日も紹介したい人がいるからだ。

去年の夏からブログをはじめた女の子。

奇想天外な発想力と凄まじい行動力で、読む者を圧倒する。

「へ!?そんなんありなの!???」

SNSを通して流れてきた彼女の記事を読んだ時、そう思った。

 

ところが先日コワーキングスペースのみんなと食事をしていた時、彼女と面識のあるブロガーさんが

「あれだけパンチのある記事を書くのに、まだ1記事もバズってないんだよw」

と言っていた。

ビックリしてしまった。

SNSを通して流れてきたから、バズってるもんだと思ってた。

 

彼女は今24歳。

ブログも去年の夏始めたばかり。

11月の中旬には17人だったツイッターのフォロワーも、今では548人になっている。

たった2ヶ月でこの増え方。

どうせそのうちブロガーとして羽ばたくと思うけど、今僕の位置から見える彼女の姿を書いてみようと思う。

 




1. 図々しさを売りにする女

この子がその子だ。

”ほなみん”

知り合いに「図々しいよね」と言われた言葉をプラスに受け取り、

「愛され図々力」という言葉を生み出した女の子。

彼女のプロフィールにはこう書いてある。

『「図々しさ」に定評があります。』

(引用)ブログ:可愛いは正義なり

 

2. 彼女を知った記事

ほなみんを知ったのはこの記事だった。

旅費を稼ぐために、高知の有名ブロガーたちにイラストを押し売りしてみた

似顔絵の押し売り

しかもブロガー界の有名人に。

今回押し売りした相手で一番有名なのはイケダハヤトさん(ほなみんと一緒に写っている人)だと思うけど、

内情を知る人からの話ではアポなしで突撃訪問したらしい。

この企画をやろうと思った経緯はこの記事に詳しく書いてある。

高知でプロブロガーたちにイラストを買ってもらおうプロジェクト実施します!

 

だらだらしちゃうから詳しくは中身を見ていただくとして、僕はこの記事を読んだ後にこんなツイートをした。

 

「どうせ無名だから企画内容は本人たちにバレないだろう」

という予想は大きく外れ、ターゲット全員が突撃前からイラストを売りつけられることを知っていた。

これがプラスに転ぶ。

ターゲットとの会話はスムーズに進み、大成功する。

ターゲット全員がイラストを買い取った。

信じらんねぇ。。

 

1人目。ぶんたくん@_BUNTA_

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2人目、ハヤシはしるくん@884hasiru

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3人目、矢野大地くん@123Vaal

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そしてイケハヤさんである。@IHayato

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スゲーとしか言いようがない。

 

そしてさらにすごいのがその総額である。

ドン!!

 

 

このころ僕もココナラで似顔絵イラストを売り始めていた。

似顔絵アイコン描きます【自分のイメージとのズレでガッカリしない似顔絵作り】

 

「お客がつくまで、評価が上がるまでは仕方がない」

「自分にスキルがついて、ニーズが出てきたら値上げしよう」

そう思って1枚500円で売っていたから、ほなみんのイラスト販売報酬を見てアゴが外れそうなほど驚いた。

(実際2ヶ月経った今でも500円だ。少しずつ売れるようになってきたけど)

 

僕も人にたまに言われる。

「思いもしないような発想をする」と。

でも彼女の発想力は完全に異質なものだった。

そしてレベルも全然違う。

 

自分にない飛び抜けた能力を持つ人を見たら畏敬の念を持つ。

あの時僕が感じたものはそれだった。

「俺にはないすごいものを持っている」

 

3. ターニングポイント

この記事を書くにあたって、ほなみんの記事をすべて読んだ。

去年の9月から5ヶ月分の記事。

そんなに数があるわけじゃないから読むのは大変じゃなかったけど、

読んでいる途中であることに気がついた。

ブログを始めて2ヶ月後、ブログのスタイルがガラッと変わっている。

 

ほなみんのブログは基本的にどこかに行ってその時の出来事をつづるというスタイル。

10月までは海外。11月からは国内。

しかしこの変化は海外から国内に場所が変わっただけというレベルの変化ではない。

正直、海外での出来事を書いた記事は読んでいても凄みを感じなかった。

しかし、日本に戻ってきてからの記事には突き抜けた凄みがある。

この違いは何なのだろう?と思った。

 

そのヒントとなる情報がこの記事の中にあった。

2017年を振り返ってみたよ

 

現実逃避の大切さ

7月末、精神的に苦しくなり会社を辞めました。

自分はこの先どうすればいいのだろうか。自分に何ができるのか、何がしたいのかがわからない。会う人会う人に聞かれる「これからどうするの」という質問が苦しい。心配する両親を見るのもツラい。もう何もしたくない。なんのために生きているのかわからない。将来が不安だし怖い。逃げてしまいたい。

と、ひたすら毎日そんなことばかり思っていました。
会社を辞めてからの3ヶ月間は本当に病んでいました。今までの人生で一番病んでいたと言っても過言ではないかもしれません。

「海外に行けば何か変わるんじゃないか」と思い、その2週間後にはヨーロッパに飛び立ちました。それでも、結局何も変わりませんでした。

減っていくだけの貯金に危機感を持ちながらも、それでも現実逃避を続けました。当時の自分にとって、美味しいものを食べて美しい景色を見ることだけが幸せだったんです。

 

これを読んでみて、ブログを始めてからの2ヶ月間がどういうものだったのかが分かった。

会社勤めで疲れた心を癒す期間だったのだ。

3ヶ月間の海外放浪。

現実から逃げることで彼女は癒され、日本に帰ってきた。

そして長野のコワーキングスペースで1週間の田舎暮らしをする。

フリーランス必見!長野県箕輪町にあるコワーキングスペースが最高すぎた

 

「いい意味で変人ばかりだった」という田舎のコワーキングスペースでの暮らし。

この記事を境に彼女の記事が一変する。

記事の中にはあまり詳しく書かれていないが、きっとこの長野で彼女を変えるなにかがあったのではないかと僕は思っている。

今の彼女の凄みを生むきっかけになった何かが。

 

4. 恐るべき能力

行動力

11月からの彼女の行動力は凄まじいものがある。

■ 10日でイラスト押し売り売上12万円を達成

https://twitter.com/honamin_____/status/936406234781007873

 

■ かぼちゃ餅の押し売りイベントを実施

 

「インタビューされてみたい!」そんな思いをツイートしたところ、「いいよ」と言ってくれる人が現れる。

そして即答。

しかし場所はタイ。

えらく金がかかる。そこで彼女はタイ行きの資金をネットで集めることにした。

polcaでタイに行く資金を調達

 

そしてプロブロガー藤沢さん(@fujisawatsushi)にインタビューを受けるのだが、その際に驚くべきドッキリを仕掛ける。

 

交渉力とコミュニケーション能力

5万円の渡航費用全ては賄えなかったものの、41人分の支援を受けた彼女は支援してくれた人たちに自分なりの感謝の気持ちを示そうとする。

冷静に考えて、インタビューされながら5分に1回ドッキリを仕掛けることは不可能なので、41人分の想いを込めて盛大なドッキリを仕掛けることにしました。

支援してくださったみなさま、嘘をつくことになりごめんなさい。けど、その分しっかり盛大なドッキリをしてくるので、待っててくださいね!!!

 

ドッキリの内容はこちら。

 

どういうことかさっぱり分からなかったけど、こういうことだった。

(1) 藤沢さんとお店で待ち合わせする。
(2) お店の店員さんとお客さん41人に「藤沢さんのお面」をかぶってもらう
(3) 何も知らずにお店に来た藤沢さんビックリ

 

■ 大量の藤沢ハットを作り、

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■ 店員にドッキリ実施を交渉し、

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■ DJに音楽の依頼をし、

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■ 店にいる客に藤沢ハット着用をお願いする。

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関連:タイ・バンコクでプロブロガー藤沢篤氏にドッキリを仕掛けてきたよ

 

5. なぜ自分のやりたいことを貫き通せるのか?

これを読んでいた時、僕は震えていた。

まるで自分が店員に交渉し、お客さんたちにお願いしているような気持ちになって緊張した。

非日常を喜ばない店員がいるかもしれないし、ただお店での食事を楽しみに来ただけの人もいるかもしれない。

そんな人たちにとって、変な帽子を被らされ、知らない東洋人の男にドッキリを仕掛けることが本当に楽しいことなのだろうか?と思った。

いろんな想像をしちゃって、自分だったら彼女のやっていることをやれるだろうか?と思った。

想像だけで怖くなった。

 

しかし彼女はひるまなかったように見える。

なぜなのか?

 

きっと彼女は僕のような想像をしていない。

これが答えだと思う。

ネガティブな結果を想像したら怖くなる。

人間だったら当たり前の反応だ。

この時の彼女にはそんな想像はなかったのだろう。

 

「絶対に成功させる!」

彼女の頭の中にはその想いと、成功した時のイメージだけがあったのではないかと思う。

 

なにか思い切ったことをやる時には、ネガティブな想像はしない。

成功のイメージだけを想像して、やるべきことを淡々と行う。

 

彼女の記事からそんなことを僕は学んだ。

 

6. 愛され図々力を育んだもの

彼女のこの特殊能力はどこから来たのだろう?

少し考えた結果、これが答えではないかと思った。

海外放浪。

 

17歳でカナダに留学後、高校を卒業した彼女は2年半ほどカフェでアルバイトをしながら海外を放浪している。

関連:About me | 自己紹介

その後会社員になり、退社した後も3ヶ月海外へ出た。

 

海外に出れば日本とは違う常識に遭遇する。

以心伝心を理想とする日本のコミュニケーションとは違い、海外では「欲しいものを欲しいと言う」「言わなければ欲しくないと判断される」などの常識を持つ国もある。

僕の少ない外国人との経験においてさえ、「今のままのコミュニケーション方法ではうまくいかない」と思うことがあった。

関連:僕の英語学習史 – 振り返ってみたら英語学習は冒険だった!

 

海外で一人で旅を続けた彼女が日本にいた頃とは違うコミュニケーション術を手に入れたことは想像にかたくない。

 

「どうしたら外国人に自分の思いを伝えられるか」

「どうしたら自分の要求を気持ちよく飲んでもらうか」

 

海外にいた間にそういった問いを繰り返した結果、あの特殊能力を手に入れたのだろうと僕は思う。

 

海外放浪を続けた彼女は圧倒的なコミュニケーション能力を手に入れた。

コミュニケーション能力を伸ばすためのチャンスは海外には豊富に転がっているのかもしれない。

 

7. 最後に

この記事を書くことになったきっかけ

まさかこんな大作を書くことになるなんて想像もしていなかった。

おとといの夕方、ツイッターで見たほなみんのツイートに何気なく反応した。

https://twitter.com/ika_tarou/status/955699196207575040

これが運のツキだった。

僕としてはマルちゃんの「ゴリラと呼ばれた女」を書いた時点でかなり満足してたし、燃え尽きてたから、「ほなみんの記事は流れたな」と思っていた。

ところがそんな僕の元にこんなメッセージが届いた。

まだまだ読者の少ない僕のブログ、見てくれて嬉しくないわけがない。

それでこう返した。

彼女は僕のいるコワーキングスペース「まるも」にこのあいだ来ていて、その時僕はたまたまいなかったんだけど、一度まるもに来た人はたいていまた来るから「そのうち会うだろう」と思ったので「そのうち会うと思う」と返した。

「会う日が楽しみだな」

笑顔でそう思っていたら、予想しなかったメッセージが来た。

 

えっ? マジっ?

もう流れたつもりでいたからビックリした。

しかし、大切な読者さんが期待してくれている。

「やるしかねぇな」

そう思った。

https://twitter.com/ika_tarou/status/955786542479376385

 

とんでもないおっさんたらしである。

 

このノリでブロガー界隈の男たちは次々と彼女の術中にはまっていったのだろう。

見つけたチャンスは逃さない女・ほなみん、恐るべし!

 

この記事を書き始めて煮詰まりまくっていた時は「なんてことを引き受けてしまったんだ!」と思ったけど、もうすぐゴールが見えて来た今はけっこう感謝している。

苦しかったけど、楽しかった。

ありがとう。

 

押しの強さも使いよう

彼女のプロフィールにはこんなことが書いてあった。

周りからはよく、

・図々しい
・明るくて元気
・行動力がある

などと言われます。

 

きっとかつては図々しいと取られるような状況だったのだろう。

でもブロガーとして読者を楽しませることに目覚めた彼女の「図々しさ」は、もはや図々しいという域を超えていると僕は思う。

彼女は、自分の図々しさを「愛され図々力」と名付けた。

 

僕もそう思う。

 

彼女の押しの強さはもう「図々しさ」ではない。

 

「愛され図々力」なのだ。

 

 

おわりっ!!